空前絶後の“20万トン級”が東京に!?「ディズニーの超巨大クルーズ船」日本導入の前に“お姉さん”が来日か 東京タワーよりデカい!
日本導入が予定されている「ディズニーのクルーズ船」。それに先駆け、新造された「ディズニー最大の船」が2026年2月、東京へやってくる可能性があります。
実は「ディズニー」になるはずではなかった!?
ところで「ディズニーアドベンチャー」は最初からディズニークルーズの船として建造されたわけではありません。同船はもともと、客船大手のゲンティン香港が傘下のドイツ造船所MVヴェルフテンに発注したクルーズ船「グローバルドリーム」で、竣工後はゲンティン香港のクルーズブランド「ドリームクルーズ」で運航する予定でした。
しかし2020年、新型コロナウイルス感染症のパンデミックでクルーズ需要が蒸発。MVヴェルフテンもドイツ国内で感染が拡大したことで操業停止となります。ゲンティン香港はコロナ禍のダメージから抜け出せず、MVヴェルフテンと共に経営破綻へと追い込まれました。
組み立てが行われていたドイツ・ヴィスマールの建造施設は艦艇大手のティッセンクルップ・マリン・システムズ(TKMS)が取得する一方で、建造途中の「グローバルドリーム」はディズニークルーズラインが取得。同社と関係が深いマイヤー・ベルフトが艤装を手掛けることになりました。マイヤー・ベルフトは2025年に就航した日本の「飛鳥III」を建造した造船所です。
「ディズニーアドベンチャー」への改修に当たっては、将来的なGHG(温室効果ガス)排出ゼロを目指し、グリーンメタノール燃料が使用できるようエンジンの改修や燃料タンクの増設など、かなり大掛かりな工事が実施されたようです。
2025年12月にドイツのブレーマーハーフェンで引き渡された「ディズニーアドベンチャー」はパナマ運河経由で回航することになり、大西洋を横断した同船は2026年1月15日にディズニークルーズの拠点である米フロリダのポート・カナベラルに到着しました。同港を1月27日に出港し、2月3日現在は西海岸のロサンゼルスへ向かって航行しています。
パナマ運河庁と船舶の位置情報を提供するサイト「マリントラフィック」によると、同船はパナマ運河を抜けて太平洋に入っており、ロサンゼルス寄港は2月9日の見込み。同港出港後は太平洋を横断して東京へ向かい、3月上旬には母港となるシンガポールに入る予定です。
Writer: 深水千翔(海事ライター)
1988年生まれ。大学卒業後、防衛専門紙を経て日本海事新聞社の記者として造船所や舶用メーカー、防衛関連の取材を担当。現在はフリーランスの記者として活動中。




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