「10万キロでも故障知らず」「ほぼ新古車なのに修理ばっか…」 中古車のアタリ・ハズレは「当然あります!」スゴ腕整備工場に聞くポイント
「走行距離が少ない中古車だったのにすぐ故障した」はたまた「過走行車だったのに全然故障しない」――そうした個体ごとの「アタリ・ハズレ」という概念は妥当なのでしょうか。半世紀のキャリアを持つ整備のプロに聞いてみました。
「10万キロで値が付かない」はもったいない?
きちんとメンテナンスしていたクルマであれば、年数の経った新車あるいは新古車よりもずっと状態が良いことがあると、改めて春日さんは言います。
「まとめると、中古車の走行距離だけでは、そのクルマの状態を計ることはできません。日本では10万kmも走ると、廃車扱いみたいな感じで中古車市場では値が付かないことがありますが、海外の人たちの間では『まだまだ乗れる』と考えるのが普通で、オークションなどでは海外の人たちがこういった個体を買うことがあるようです。
きちんとメンテナンスされながら10万km以上走った中古車と、それこそ数十年眠っていた新車あるいは新古車とを比べれば、前者のほうがずっと状態が良いケースは多いと思います。クルマは、きちんと扱えればもっと長く乗れるものです。ハイエースで30万km、タクシーで60万km、トラックで100万kmなどの走行距離は当たり前ですが、一般乗用車でもハイエースくらい走れると私は思っています。
中古車を選ぶ際は、『前オーナーがどんな扱い方をしていたか』を念頭に、走行距離数だけで安易に判断しないのが良いと思います」(春日さん)
Writer: 松田義人(ライター・編集者)
1971年、東京都生まれ。編集プロダクション・deco代表。バイク、クルマ、ガジェット、保護犬猫、グルメなど幅広いジャンルで複数のWEBメディアに寄稿中。また、台湾に関する著書、連載複数あり。好きな乗りものはスタイリッシュ系よりも、どこかちょっと足りないような、おもちゃのようなチープ感のあるもの。





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