「全責任はロシアにある」自国民の犠牲に大統領が激怒 ウクライナの隣国“とばっちり”の現状 証拠を示して強く非難

ルーマニア南東部の都市ガラツィで、10階建て集合住宅にドローンが直撃し2名が負傷しました。同国のダン大統領は、破片の刻印などからロシア製自爆型ドローン「ゲラン2」と断定し、ロシアを強く非難しています。

専門家チームがロシア製ドローンと認定

 2026年5月29日、ウクライナとの国境に近いルーマニア南東部の都市ガラツィで、10階建ての集合住宅にドローンが直撃して爆発し、14歳の少年と53歳の女性が負傷、約70人が避難を余儀なくされました。

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ロシアの自爆攻撃型ドローン「ゲラン2」は、イラン製の「シャヘド136」を国産化したもの。写真はウクライナ国内で確保されたシャヘド/ゲランの残骸(画像:ウクライナ国家警察)

 同国のニクショル・ダン大統領は5月31日、専門家チームによる報告書に基づき、このドローンがロシア製の自爆型ドローン「ゲラン2」であると断定したことをSNSを通じて明らかにしました。

 ダン大統領は証拠となる画像を添付したうえで、回収された破片にキリル文字で「ГЕРАНЬ-2」の刻印が確認されたことや、電子部品、エンジンなどがいずれも過去にルーマニア領内で回収された「ゲラン2」と一致している点を指摘。「全責任はロシアにある」と強く批判しました。

 ルーマニア国防省によれば、2022年2月に始まったウクライナ侵攻以降、ロシア製自爆型ドローンによるルーマニア領内への侵入は今回で28回におよびます。一方で、民間住宅への直撃や負傷者の発生は今回が初めてです。ダン大統領は「自国民の安全を脅かすいかなる事態も軽視しない」と述べ、今回の事件の重大性を強調しています。

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