メガドローンに空中倉庫? 奇抜なドローン特許に見るアマゾンの次なる一手

ドローン配達「Prime Air」本格始動に向け、テストを重ねるアマゾン。しかしその取得特許を見ると、同社の狙いはそれだけには収まらないのかもしれません。

「キングスライム」のようなドローンが実現?

 ゲーム『ドラゴンクエスト』シリーズには、小さなモンスター「スライム」がたくさん集まって1体になる「キングスライム」というモンスターが登場します。1匹1匹では弱いモンスターも、たくさん集まることでそれなりに強い大型のモンスターに変身するのです。

 そして興味深いことに、米小売大手のアマゾンもドローンにて似たような技術を計画しています。同社が2016年12月に取得した特許「Collective Unmanned Aerial Vehicle」では、通常サイズのドローンが合体することで得られるさまざまなメリットが説明されているのです。

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アマゾンが取得した、小さなドローンが複数合体することにより、より重い荷物の運搬が可能になる、という特許を説明する図表(画像出典:米国特許商標庁)。

 この特許では、通常サイズのドローンがたくさん集まることでさまざまな形態を取り、長時間の飛行と「実質的にあらゆる重量」の荷物の運搬が可能になると説明されています。個々のドローンの超大型化には機体コストや開発費の問題がありますが、小型ドローンの組み合わせなら「必要な時に、必要な数のドローンで」という、オンデマンドな運用が可能になりえるでしょう。

 現在アマゾンはドローン配達サービス「Prime Air」を発表しており、すでにイギリスのケンブリッジでは実験的に配達を開始しています。今後、同社はエリア、国を広げて「Prime Air」を展開する予定になっています。もしかしたら将来は、アマゾンで重い荷物を注文したらたくさんのドローンがぶら下げて運んでくるのかもしれません。

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