JR常磐線の竜田~富岡間、10月に運転再開へ 震災から6年半

JR常磐線で、東日本大震災などにより不通になっている区間のうち、竜田~富岡間が2017年10月ごろに運転を再開します。

浪江~小高間は4月再開

 国土交通省は2017年3月10日(金)、JR常磐線の竜田~富岡間6.9kmについて、復旧工事が順調に進んでいることから、今年10月ごろに運転を再開させると発表しました。同日に開催された第18回復興推進会議において、同省の末松信介副大臣が報告しました。

 常磐線の一部区間は、2011年3月11日に発生した東日本大震災により、駅舎や線路が流出するなど甚大な被害が発生。6年が経過した現在も福島県内の竜田~小高間が不通のままです。この区間では福島第一原子力発電所の事故にともない、帰還困難区域や居住制限区域などに指定されている区間もあります。

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JR常磐線の運転再開見通し(画像:国土交通省)。

 不通区間のうち浪江~小高間8.9kmは、3月31日(金)に浪江町の避難指示が解除されることから、翌4月1日(土)に運転が再開される予定です。富岡~浪江間は2019年度末までの再開を目指し、工事などが進められています。

【了】

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