飛行機の「オーバーブッキング」なぜ起こる? そのとき、日本の航空会社の対応は
オーバーブッキング発生時、ANAはどう対応? 「協力マイル」もらえることも
――オーバーブッキングが発生したとき、どのような対応をするのでしょうか?
当社(ANA)では、オーバーブッキングが発生した場合に、自主的に便の変更へご協力いただけるお客様を募る「フレックストラベラー制度」を設けています。ご協力いただけるお客様には、所定の「協力金」をお支払いしたうえで、当日の別便あるいは翌日の便、もしくはほかの航空会社の便や、新幹線などの代替交通手段に振り替えていただきます。航空券の払戻しをご希望の場合も同様で、手数料も不要です。代替の交通手段でご旅行いただいたとしても、目的地までは必ずお運びします。代替の交通費や宿泊費はすべて、当方で負担します。
――オーバーブッキングは実際、どのくらい発生するのでしょうか?
たとえば2016年4月から6月のあいだ、当社では958席分のオーバーブッキングがあり、うち793名のお客様が、自主的に振り替えへ応じて下さいました。
――自主的に応じてくれる人がいなかった場合、どうなるのでしょうか?
搭乗ゲートでご協力を募る案内を掲示し、お客様にご納得いただけるまで、誠心誠意、お願いをしています。
※ ※ ※
ちなみにANAの「協力金」は、代替交通手段への振り替えが当日であれば1万円で、翌日以降であれば2万円。「ANAマイレージクラブ」会員は、あらかじめ「AMCフレックスパートナー」に登録しておくと、「協力金」の代わりに「協力マイル」で受け取ることもでき、この場合は当日で7500マイル、翌日以降で1万5000マイルです。こうした「フレックストラベラー制度」は、JAL(日本航空)などでも設けられています。
【了】
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だれも協力しなければ、だんだんお礼金/マイルの学生が上がってくる
この前は2万マイルプレゼントまで上がった
過剰予約という制度そのものを糾弾する論調もあるが、ある種の必要悪として認めねばなるまい。この季節だと私立学校が定員の数倍の合格者数を出すというのも同様の事象であろう。業界は異なるが、石ノ森章太郎『HOTEL』に過剰/重複予約のトラブル処理を主題にしたエピソードがあったと記憶する。
オーバーブッキングの有無が問題ではなくて、UAがその結果に対しての対処(客対応)を間違ったのが問題だろうに。論点がずれている。
誰でも考える、(新幹線同様に)一定数の予備席を残して(急なツッコミがあり得るのなら一定数の予備席は残しておかなければ困る筈)残りの席を座席数きっちり販売する…という方法では、常時かなりの空席を残して飛ぶことになる。
これらの空席は予約はできないが空港での空席待ちなら乗る事ができるので、予約できなくても「公共交通機関として、お客様の利便性にそむく」とまでは言い難い…新幹線なら良くて飛行機ではダメな理由は説明し難い…。「航空会社の収益のため」と本当のことを言うべきであろう。
(過剰予約制度があるからこそ旅割/先得などの高割引率航空券が設定出来る…のは事実なので過剰予約制度が「悪」とまでは言わないが、そんな事なら航空会社はその旨もっとハッキリPRすべきである。「旅割/先得などは安いけどオーバーブッキングで降ろされる場合があります。覚悟のうえで購入してください!!!」)
同感
ANAの見解は建前論
正直にものを言ったほうがいい
あたかもお客様のためですって表現で説明されてるけど、客に迷惑掛けるリスクがあっても少しでも儲けたいだけだろって思う。