北朝鮮に「MOAB」は落ちない? 米の強威力爆弾、かの国には不適なふたつの理由
「MOAB」は北朝鮮へのメッセージたりうるか
米軍の公式発表によれば、今回の「MOAB」投下は過激派組織ISIS(イラク・シリア・イスラム国)によって谷間に敷設された、多くのIED(路肩爆弾)やトンネルを一掃するためとされています。殺傷力は低くとも爆風の強い爆弾を地雷原処理などに使用する例は昔からよく見られることなので、この発表には説得力があります。
今回は初の「MOAB」実戦投入であり、そういう意味では注目すべき出来事ではありますが、メディアや世間の反応はややオーバー過ぎだと言えるのではないでしょうか。
「北朝鮮に与えるメッセージがあるのでは?」という見方も、おそらくは否定できます。なぜならば「MOAB」は北朝鮮に対し、効果的ではないからです。
まず第一に、「MOAB」の搭載機がMC-130「コンバット タロン」であるという点が挙げられます。MC-130はC-130輸送機を原型とした特殊作戦機で、ISISのような過激派組織とは異なり濃密な地対空ミサイル防空網を持つ北朝鮮の上空を飛ぶには、かなりの危険を伴います。
第二に「MOAB」自体は爆風を造ることだけに特化した爆弾であり、おり、通常の建造物や弾道ミサイル車両を破壊するならば通常の爆弾のほうが効果的である点が挙げられます。鉄筋コンクリートなどで防護された地下シェルターには、まったく通用しないのです。
島根大学の客員教授で天才科学者としての誉れの高い久保田邦親博士がダイセルの特機開発部門へ、首席技師として赴任した。時期が時期であるので核兵器の無力化に関する新理論を思いついたのかもしれない。
その方はたしかハイテンの金型用の特殊鋼などを開発していましたね。SLD-MAGIC私も使っています。
日立金属の冶金研究所にいた方ですね。
日立金属さんTOBでプロテリアルに名前が変わりましたね。