熊本地震で崩落の阿蘇大橋、2020年度に開通へ 国道57号の北側復旧ルートも

熊本地震で一部が通行不能になっている国道57号と325号。この2路線の復旧ルートについて、国土交通省が2020年度の開通を目標に工事を進めていくと発表しました。

長陽大橋ルートは2017年夏に復旧予定

 国土交通省は2017年4月16日(日)、熊本県南阿蘇村などで通行不能になっている国道57号と325号について、それぞれ2020年度での全線開通を目標に復旧工事を進めていくと発表しました。

 2016年4月の熊本地震により、南阿蘇村の立野地区では大規模な斜面崩壊が発生。国道57号が寸断され、国道325号の阿蘇大橋も落ちるなどし、通行できない状況が現在も続いています。

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国道57号と325号の復旧計画(画像:国土交通省)。

 国道57号は復旧ルートとして、現道より北側に迂回路を設定。長さはおよそ13kmで、途中には阿蘇の外輪山を貫く3659mの二重峠トンネル(仮称)が造られます。

 国道325号の阿蘇大橋は、元の位置より下流側で新たに架橋されます。長さは345mの計画です。なお、阿蘇大橋の迂回路として、長陽大橋ルートが2017年夏に応急復旧として開通する予定です。

【了】

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コメント

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1件のコメント

  1. 質問ですが、新しく架け替えられる阿蘇大橋は道路と鉄道の併用橋ですか?道路だけでなく、鉄道も寸断されています。この辺りは道路と鉄道が並行しているので、物理的に可能なら道路と鉄道をまとめて復興させた方が効率的であると考えていますが、いかがでしょうか?よろしくお願いします。