日暮里・舎人ライナーに新型320形導入へ 全ロングシートで混雑緩和

日暮里・舎人ライナーに新型車両の320形が導入されます。運行開始は2017年5月10日の予定です。

5月10日運行開始予定

 東京都交通局は2017年4月19日(水)、新交通システム「日暮里・舎人ライナー」に新型車両の320形を導入すると発表しました。

 朝ラッシュ時の混雑緩和が目的。そのため座席はすべてロングシート(窓を背にして座るシート)にされます。扉は乗り降りをスムーズにするため、両開きのタイプが採用されます。

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日暮里・舎人ライナーに導入される新型車両320形の外観(画像:東京都交通局)。

 窓ガラスは紫外線・熱線吸収のものを使用。車内は荷棚が設置され、つり革は従来車両より増設されます。また、案内・告知用の液晶モニターも導入されます。

 320形は1編成(5両)が増備の形で導入され、5月10日(水)から使用される予定です。これにより日暮里・舎人ライナーの車両は、計18編成(90両)になります。

 日暮里~見沼代親水公園間9.7kmを結ぶ日暮里・舎人ライナーは、2008(平成20)年3月に開業。以来、利用者数は年々増加しており、朝ラッシュ時の混雑も激しくなっている状況です。国土交通省がまとめたデータによると、2015年度の朝ラッシュ時における混雑率(赤土小学校前→西日暮里)は、新交通システムのなかではもっとも高い183%を記録しています。

【了】

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