箱根登山電車に新「アレグラ号」3100形登場、箱根観光より楽しく 急カーブがポイント(写真30枚)

「天下の険」を実感できる箱根登山電車3100形「アレグラ号」

 2両編成化により、車両端の運転席が片側で不要になるため、3100形では連結部分の窓を乗客用に大型化。そこから箱根の車窓、そして半径30mという急カーブの走行シーンをより楽しめるようになったそうです。

「半径30mのカーブ」というのは、半径30mの円の弧と同じカーブという意味で、一般的な鉄道としてはかなり急。険しい地形を行く“登山電車らしいもの”といえます。

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大きな窓がある3100形「アレグラ号」の連結部分。
床付近から天井近くにまでおよぶ連結部分の窓。
スカートをよく見ると、連結器の下にライトがふたつある。

 2両編成の3100形「アレグラ号」では、この急カーブを「く」の字状に折れ曲がりながらクリアしていく場面を、2両の車両が連結している部分、すなわち“列車の折れ曲がった部分”から大きな窓で眺めることが可能。車体をうねらせ、車輪をきしませて「天下の険」箱根を行く旅の情景を、臨場感万点で楽しめるよう配慮されています。

 またこの3100形では、新たに車両前面のスカート部分(車体の下)にライトが搭載されました。急カーブでの視認性向上を目指したものといい、「箱根登山電車らしい装備」といえるかもしれません。

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コメント

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1件のコメント

  1. 抗アレルギー薬の名前をわざわざ付けなくてもいいのに