阪神電鉄とJR西日本、初の共同開発 大阪・福島区に複合ビル 2019年春開業
阪神電鉄とJR西日本が、ホテルと商業施設が入居する複合ビルを初めて共同開発します。建設地はJR大阪環状線の福島駅近く。2019年春に開業予定です。
初のタッグで「沿線の活性化」目指す
阪神電鉄とJR西日本は2017年5月9日(火)、ホテルと商業施設が入居する複合ビルを初めて共同開発すると発表しました。2017年8月に着工、2019年春に開業予定です。
計画地(大阪市福島区)はJR大阪環状線の福島駅から徒歩3分、阪神本線の福島駅から徒歩6分の場所で、両社が隣り合って所有しています。土地の形状などからこれまで十分な活用が図られていませんでしたが、今回「土地の高度利用を目的とする協議を進め、共同で一体的に開発する計画の合意に至った」といいます。
2584平方メートルの敷地に、地上12階建て、延床面積1万1079平方メートルの建物が建設されます。1階から12階までの「ホテルゾーン」は、阪急阪神ホテルズが入居する予定。ビジネス客やファミリー客をターゲットに据えた約250室の宿泊主体型ホテルが計画されています。1階から3階までの「商業ゾーン」はエイチ・ツー・オー リテイリンググループである阪急オアシスが入居する予定です。
両社は「この事業により、国内外から関西へ訪れる観光客増加に伴う宿泊施設の不足に対応するとともに、沿線の利便性をさらに高め、『住みたくなる』『行ってみたくなる』沿線づくりを推進します」としています。
【了】
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