インスタ映え写真を撮り放題 ウィラー「ジェニックビークル」(仮称)配車へ

「目的を決めてから、行き先を決める時代」

 今回のサービスは、ウィラーが2016年9月にベトナムの首都ハノイに現地法人「ウィラー・ベトナム」を設立したことがきっかけとなりました。まずは2両でサービスを開始し、現地でのマーケティングを半年間かけて実施。10両まで展開する予定です。車両の稼働率は70%を想定。バス事業と同様に、利用客は60%が女性と見込んでいるとのこと。今後は東南アジア10か国からなるASEAN(東南アジア諸国連合)全体に進出を予定しているそうです。

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配車サービスについて説明する村瀨社長(乗りものニュース編集部撮影)。

 都内で6月12日(月)に行われた発表会で、ウィラーの村瀨茂高社長は「(かつての旅行者は)行き先を決めたあとに、目的地を決めていました。しかしいまではSNSで見つけた美しい絶景や食事という目的を決めてから、行き先を決めています。カリスマ・インスタグラマーの登場で風景や地域の『見え方』が変わってきています」と話しました。また村瀨社長は「海外でピンクのビークルを見たら、すぐにウィラーを思い出せるぐらい、サービスを普及させていきたい」と意気込みをかたっています。

 2017年10月と11月からはドイツとフランス、ベルギー、オランダを遊覧バスで巡る「ヨーロッパ ジェニック旅」の運行も予定。ウィラーはベトナムを含めた「ジェニック旅」を、「シェアライドサービス」「コンテンツツーリズム」「WILLER GATEWAY」と並ぶ「第3期成長戦略」の4つの柱に据えることで、2020年の売り上げ500億円を目指します。

【了】

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コメント

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2件のコメント

  1. 日本市場を見捨てたか?事故して初めて登場する実際の運行会社、妙に新型シートの登場が頻繁だけど仮に存続車両のシート付け替えとして陸運局に構造変更登記してるか怪しいペースだよね?元から路線を持つ大手の予約を請け負ったり、結局は国内でウイラーブランドから撤退した会社が連発した表れじゃないのかね?

  2. 前に間に合わせの現地ガイド兼ねた運転手で転けた車に似てるな、