ラーメン風ごはんも 機内食、8メニューのどれがいい? ANA機内食総選挙、実際に提供へ(写真30枚)

国際線機内食メニューをSNSで選ぶ「ANA機内食総選挙」。2017年の2次投票にエントリーするメニュー8種類が決まり、試食会が行われました。ここから実際に機内食が決まります。合わせてケータリング工場の見学会も行われました。

機内食工場、その内部はどうなっている? 見学会も実施

 また今回の「機内食総選挙」試食会では、合わせてANAケータリングサービス川崎工場の見学も行われました。「総選挙」は今年で5回目ですが、試食会と工場見学は昨年からで、今年で2回目です。

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搭載品にはカップラーメンも。
カートを洗浄する機械。
哺乳瓶など赤ちゃん用のものも準備。

 工場では機内食やドリンクのほか、雑誌や機内で販売する免税品なども扱っており、ここでそれら機内で必要とされるものをトラック(フードローダー車)に積み込んで出発。そのトラックが空港で飛行機の脇に止まり、荷台部分が持ち上がり、飛行機の積み込み口に接続され、機内食などが搬入される、という流れです。到着便から下ろされた使用済みの食器などもこの工場へ運ばれ、洗浄ののちふたたび空へ向かいます。

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フードローダー車がゲートに密着。
フードローダー車へ搬入。
フードローダー車荷室の内部。

 機内食で使うナイフやフォークなどは紙ナプキンにくるまれていますが、緩いとばらけてしまい、きついと取り出しづらいため、くるむのには熟練の技が必要だそうです。

 また機内であまって運ばれてきたお酒は、この工場から外に出すことができないため、ここで処理しているとのこと。税金の関係だといいます。

 ANAケータリングサービスの工場はこの川崎のほか成田、羽田にもあり、合わせて1日に3万食近くを調理しているそうです。

【了】

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Writer:

鉄道を中心に、飛行機や船といった「乗りもの」全般やその旅について、取材や記事制作、写真撮影、書籍執筆などを手がける。日本の鉄道はJR線、私鉄線ともすべて乗車済み(完乗)。2級小型船舶免許所持。鉄道ライター/乗りものライター。

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