JAL機内食に新風 新進気鋭のシェフが共演 和食あえて無し 変わる機内食の世界
メインディッシュは「日本の中国料理」と「幸せな記憶になる洋食」
秋メニューのメインディッシュ2種類のうち、「中華」は「RED U-35 2016」でグランプリを受賞した「szechwan restaurant 陳」(東京)の井上和豊シェフが監修。「洋食(フレンチ)」は、「RED U-35 2016」で岸朝子賞を受賞した「レストラン ブリーズヴェール」(ザ・プリンス パークタワー東京)の桂 有紀乃シェフが監修しました。
「マイルドエビチリ 翡翠ライス添え」
「中華」のメインディッシュは「マイルドエビチリ 翡翠ライス添え」。伝統のエビチリを食べやすくマイルドに仕上げたとのこと。監修した井上シェフは、伝統のある「日本の中国料理」を多くの人に召し上がっていただきたいという思いからエビチリを採用し、老若男女さまざまな人が食べる機内食で、辛みをどこまで抑えるかなどに試行錯誤したといいます。
またJALの担当者によると、どちらかというとパンチの効いたメニューながらも、できるだけシェフのコンセプトを生かしつつ、子どもやさまざまな国籍の人がおいしく食べられるようにしたそうです。
「ハンバーグ パプリカのケチャップ風ソース フェットチーネクリームソース」
「洋食(フレンチ)」は、誰もが好きなハンバーグに、赤パプリカを使った色鮮やかなオリジナルソースを合わせたといいます。
「いろいろな国、年代、目的のお客さまが集まる機内で、みんながハッピーになって、ただの『移動』ではなく『幸せな時間』という記憶になるよう、皆様が笑顔になるように、おいしいものを食べてもらうぞという気持ちで頑張りました。こだわりは全体のバランスです。全部食べたあとに重たくならず、『おいしかった』とあとで思ってもらえるように、砂糖の使い方を工夫するなど、体に負担がかからないようにしました」(桂 有紀乃シェフ)
ちなみに、ハンバーグにはトマトソースがかかっているように見えますが、実は赤パプリカ。その色味を出すのに苦労したそうです。
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