メルボルン空港に日本の航空会社、初登場 JAL成田線開設「富士」「桜」で祝う(写真12枚)
オーストラリアのメルボルン空港に初めて、日本の航空会社が就航。出発初便であるJALのJL774便で、セレモニーが行われました。JALの大西会長も式典に出席し、メルボルンと成田が結ばれたことの意義を話しています。
行きも帰りもほぼ満席のメルボルン線
日本航空(JAL)が、日系の航空会社で初めて日本とオーストラリア・メルボルンを結ぶ路線を開設した2017年9月1日(金)。成田空港ではメルボルン行き初便のJL773便出発に合わせてセレモニーが行われましたが、そのJL773便がメルボルン空港へ22時ごろ到着したのち、同空港でも折り返し日本行き初便となるJL774便の出発(0時05分)に合わせて、セレモニーが行われました。
セレモニーにはJALの大西 賢会長や、在メルボルン日本国総領事館の松永一義総領事、メルボルン空港のCEOらが出席。琴が奏でられるなか、日本の航空会社がメルボルン空港へ初就航したことを祝っています。
JALの大西会長はセレモニーで、同社のエコノミークラス「新・間隔エコノミー」は座席の間隔が広いため体格の良いオーストラリアの人でも十分くつろいでもらえる、そしてメルボルンとハブ空港の成田が結ばれ、そこからヨーロッパやアメリカ、アジア、そして日本各地に行けると、成田~メルボルン線開設について話しました。
日本行きの初便、161席あるJL774便にはほぼ満席の159名(幼児1名含む)が搭乗。空きはビジネスクラス3席だけだったそうです。またメルボルン行き初便、JL773便も同じくほぼ満席の159名が搭乗し、こちらの空きはビジネスクラス2席のみとのこと。
JALの成田~メルボルン線は毎日の運航。使用機材はボーイング787-8型機で、クラスはビジネス、プレミアムエコノミー、エコノミーです。また現在、日本とメルボルンを結ぶ直行便はほかに、カンタス航空が成田発着で運航しています。
【了】
Writer: 恵 知仁(乗りものライター)
鉄道を中心に、飛行機や船といった「乗りもの」全般やその旅について、取材や記事制作、写真撮影、書籍執筆などを手がける。日本の鉄道はJR線、私鉄線ともすべて乗車済み(完乗)。2級小型船舶免許所持。鉄道ライター/乗りものライター。
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