バードストライク、年間1500件超!? 1羽でエンジン損傷も どう対策?
空港周辺で多いバードストライク 対策は「アナログ」?
――どのような状況で発生することが多いのでしょうか?
多くは離着陸時、つまり空港の周辺で発生しています。被害にあった飛行機は離陸を中止し、損傷に応じて機材を変更することもあるほか、ある程度の高度に達した状態で起こった場合は引き返したり、目的地外の空港へ緊急的に着陸したりすることもあります。
――どのような対策が行われているのでしょうか?
主に、空港内へ鳥が巣をつくらないような環境対策を行っています。定期的に見回りをし、必要に応じて空砲を撃つなどして鳥を追い払います。
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国土交通省航空局の担当者によると、バードストライク対策は見回りと、その都度鳥を追い払うことが主体だといい、抜本的に予防するようなシステムはないといいます。「やり方としてはアナログかもしれません」と話します。
ちなみに、国が管理する空港でバードストライクの件数が最も多いのは羽田空港で、2016年には182件発生。2位の伊丹空港73件と比べても突出した数値です。これについて航空局の担当者は「羽田空港は交通量が多いということもありますが、水辺にあるため鳥が集まりやすい」のだそうです。
【了】
ジェットエンジンって、空気を大量に吸い込むし、吸い込んだ空気を圧縮するためのタービンブレードがエンジン1基あたり数百枚以上ありますし、しかも毎分数万回転以上しているため、鳥どころか小石やナットが入っただけでも重大事故になりかねません(そのためロシアの戦闘機の一部には離着陸時には空気取り入れ口に蓋をして、上部にある離着陸時専用の補助空気取り入れ口を使っていますし、アメリカの空母や強襲揚陸艦では毎朝乗員が横一列になって、清掃車が吸い残した飛行甲板のゴミを手で回収してから、飛行作業を開始しています)。
一応エンジンの開発時には実際に本物の鳥の肉をエンジンに当てる、という試験をしているようですが、それでも万全というわけではないですし。
旧機構、もとい吸気口にフィルターを
ってわけにはいかんのだろうか
空気流入に悪影響出るし、整備性も悪くなりそうですし、第一、空中でフィルターがつまって空気流入が不足してエンストしたら、それこそ大惨事を引き起こしますよ。
バードさんが地道に頑張るしかないですね。