東急がスモールオフィスの賃貸事業を開始 中古ビルを用途変更、物件第1号は渋谷
東急電鉄が、中古ビルをコンバージョン(用途変更)したスモールオフィスの賃貸事業を開始。その物件第1号は東京の渋谷に、2017年11月にオープンします。
ビームスとコラボした「アーティストインレジデンス」も企画
東急電鉄は2017年9月5日(火)、中古ビルを大規模にコンバージョン(用途変更)した、スモールオフィスの賃貸事業を開始すると発表しました。
その第1号物件として、スモールオフィスやサービスアパートメントからなる複合ビル「SHIBUYA Cherry Garden」が今年11月に東京都渋谷区にオープンします。
東急電鉄によると、渋谷駅周辺はIoT企業やベンチャー企業、スタートアップ企業が集積していますが、特に少人数で活動するクリエイターらに向けた、賃貸面積が小さく、新たな出会いが生まれるオフィスや、職住一体型の住居が不足しており、また、中長期で滞在できるサービスアパートメントも不足しているとのこと。
そこで、駅周辺での大規模再開発だけでなく、街の既存資産を活用し、時代のニーズに応じて手を加えていくことで、新たな働き方や暮らし方を実現する場を提供していくといいます。
「SHIBUYA Cherry Garden」は築36年の中古マンションを東急電鉄が購入し、クリエイターズオフィスを展開するリアルゲイトと連携して改修。家具付きのサービスアパートメントやロビーラウンジ、ミーティングルーム、オープンスペースなどが配置されます。
なお、サービスアパートメントのうち2部屋は、ビームスが招聘(しょうへい)したアーティストが実際に暮らし、数か月をかけて部屋の壁などに作品を制作。完成後は別の入居者が住む「アーティストインレジデンス」という試みも行われる予定です。
【了】
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