JALとハワイアン航空が提携 盤石のシェア構築、どうなるハワイ路線?(画像11枚)

大型機投入にLCCの参戦、ハワイ路線は競争激化へ

 一方、ハワイアン航空との提携が解消されるANAは、2019年に500席以上の大型機A380をホノルル路線に導入する予定となっています。

 現在、東京(羽田・成田)~ホノルル線は、上記の航空会社以外にデルタ航空、ユナイテッド航空、中華航空、大韓航空の各社が路線を開設していますが、各社とも使用機材はボーイング777やエアバスA330など250~300席程度の航空機を使用しています。そうしたなかANAは大型機を導入し、1席あたりのコストダウンと輸送力を強化、新たに提携したJALとハワイアン航空への追従をはかるという図式です。

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2017年9月、JALの成田~コナ路線に投入された「JAL SKY SUITE」仕様のボーイング767-300ER(石津祐介撮影)。

 2017年の6月には、マレーシアのLCC、エアアジアが関西国際空港からホノルル便を新たに就航させました。今後、新たに首都圏からハワイ方面にLCCが飛ぶようになれば、さらに路線の競争激化が予想されます。加熱するハワイ路線に注目したいところです。

【了】

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Writer: 石津祐介(ライター/写真家)

専門誌を中心に、航空機の取材、撮影を行うライター、写真家。国内外を問わず世界各地の空港やエアショーなど取材。航空機以外にも野鳥、アウトドア、旅行など幅広いジャンルの取材を行っている。

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