「回送」のバスに乗客が? 都内の駅前で見られる謎の光景とは

始発前の送迎バス、誰が運転する?

――送迎バスを運転するのは、どのような方でしょうか?

 前日からの泊まり勤務の乗務員などが運転しています。送迎バスを営業所まで運転したあと、その乗務員は通常のバスに乗務しています。

――どの営業所でも運行されているのでしょうか?

 いえ、(全18営業所のうち)北(北区)、深川(江東区)、江東(墨田区)、江戸川(江戸川区)、早稲田(新宿区)の5営業所で実施しています。

※ ※ ※

 多くの営業所では、始発のバスは6時台から。そのような勤務でも自宅から通勤できるよう、送迎バスを運行しているそうです。

 ちなみに東京都交通局によると、早朝の送迎以外でも、「駅などで交替し乗務を終えた乗務員や、操車所(バスの折り返しや待機を行う施設)に常駐し最終運行を終えた職員が、回送バスに乗り営業所に戻るケースがある」そうです。

【了】

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コメント

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4件のコメント

  1. かなり前に京都の交通局で幽霊バスなんてのがあったけど、ありゃ方向幕を白紙に延々系統を追尾して実際にお客さん乗ってたし、しかし一般に企業などとの契約で走る送迎バスは特定旅客事業に分類されるけど、この職員の送迎は事業外だからOKか?

  2. おいおい・・・

    税金で「高給待遇」されてる「成金運転手様」に通勤の世話まで焼いてくれるんだな・・・

    普通の民間バス会社なら「始業時刻までには確実に来い!!!遅刻したら処分だぞ!!!送迎?ふざけるな!!!」なのに・・・

    正しく「親方日の丸」的考え方だ。

  3. 役所に属するだけの独立した別事業でもやはり役所臭は拭えんな、休憩の合間に走るような運行表が羨ましいわ、今はどうか?昔は遅延手当て、雨手当てなんてあったと聞くが?

  4. 江東車庫って錦糸町駅のすぐそばで、車庫行の営業車が運行されない唯一の車庫として有名(入出庫は全て回送)なので、職員輸送が必要な距離とは思えない。深川車庫にしてもJRの駅はないけれど、東京臨海高速鉄道(りんかい線)の東雲(しののめ)駅が近いので、ここも職員輸送は不要な気がする。
    ただ、東雲駅と車庫間は湾岸道路を隔てるので、こちらはやむを得ない気もするが、門前仲町駅や東陽町駅との間ならば納得できる。錦糸町駅と江東車庫と言う数十メートルの距離の回送バスは意味不明である。
    (もしかしたら亀戸駅と車庫の間なのかな?)