京急初の「一般向け貸切プラン」誕生のワケ 選べるルート、一般車両を「非日常空間」に
個人の貸切運行が沿線の活性化に?
――個人の貸切運行が、どのように沿線の活性化へつながるのでしょうか?
貸切列車は三浦半島方面への往路と、大師線の往復ルートに限定し、ダイヤも決まっています。列車イベントを通じて当社沿線エリアにお客様をお運びし、その魅力を知っていただくことにつながると考えています。
――これまで御社主催のイベント以外で、列車の貸切は行っていたのでしょうか?
たとえば、回送列車を利用してテレビや映画のロケなどを行うようなことはありますが、一般の方に向け専用列車とダイヤを設けての貸切運行は行っていませんでした。なお、列車の貸切そのものはJRさんなどでも応じているほか、地方の鉄道ではそれを積極的にPRしているところもあります。
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「貸切イベント列車」の料金は、大師線を2往復するパターンCの4両編成が最も安く、47万円(税別。以下同)から。なおパターンCは4両編成のみ、パターンBは4両編成または6両編成のみの設定です。申し込みは京急アドエンタープライズが電話で受け付けており、イベント実施予定日の4か月前から先着順で、3か月前までには申し込んでほしいそうです。京急電鉄によると、10月から申し込みを受け付けるので、「最初のイベントは2018年2月くらいになるのでは」といいます。
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