京急初の「一般向け貸切プラン」誕生のワケ 選べるルート、一般車両を「非日常空間」に

京急電鉄が「貸切イベント列車」の販売を開始しました。一般の車両を空間として自由に利用できるといい、大手私鉄では珍しい取り組みだそうです。どのような活用方法があるのでしょうか。

それを電車でやる!?

 京急電鉄は貸切プランの利用目的について、「ふだん通勤や通学などでご利用いただいている電車内で、同窓会や結婚式など非日常なイベントをお楽しみいただける」と話しますが、実際にはどのような事例があるのでしょうか。

 関東の第三セクターで一般向けの貸切プランを実施しているいすみ鉄道(千葉県大多喜町)によると、「グループでの観光のほか、同窓会や結婚式に用いられることもあります。特に春や秋のシーズンには、貸し切り列車が毎週のように走っています」といいます。同社のプランは、通常の営業列車に貸切車両を1両連結するものと、専用の列車を専用のダイヤで運転するものとがあり、価格は5万~15万円ほどです。

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2017年4月にDDTプロレスリングの貸切列車イベントとして開催された「銚子電鉄×DDTプロレスリング 電車プロレス」(画像:銚子電鉄)。

 銚子電鉄(千葉県銚子市)の貸切プランは、2両編成を専用ダイヤで運転するもので、基本料金5万4400円(税込)から。同社は「印象に残っているものといえば、プロレス団体の貸切列車として走行中の電車で行ったプロレスイベントですね。当初はリングを車内に設けるかという話も出ましたが、さすがにちょっと難しいということになり、観客が見守るなか電車の通路で競技しました」と話します。「列車の運行に支障のない範囲でという制約はあるものの、可能な限りアイデアを受け入れ、他社がやらないようなイベント列車を実現させていきたい」と意気込みます。

 ただし銚子電鉄では現在、車両検査のため貸切運行に使う車両の確保が難しいことから、貸切予約の受付を中止しています。再開は2018年3月下旬以降を予定しているそうです。

【了】

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