空港の地上業務「グランドハンドリング」とは? JALが技量を競う社内コンテスト開催(写真24枚)

空港の地上業務「グランドハンドリング」は、乗客の目にはあまりふれないものです。いわば航空会社の「縁の下の力持ち」。JALがその技量を競う社内コンテストを開催しました。

旅客機の運航を支えるスタッフたちの熱い戦い!

 2017年10月26日(木)、JALグループは羽田空港にて、今年で5回目となる「グランドハンドリングコンテスト」を行いました。

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第5回を迎えた「JALグランドハンドリングコンテスト」。空港の地上作業員たちがふだんの作業でつちかった技量を競う(2017年10月26日、石津祐介撮影)。

「グランドハンドリング」とは空港における航空機の誘導や貨物の運搬といった業務のことで、航空機の定時運航には欠かせないものです。JALグループではハンドリングの品質向上と各空港の技量を披露する場とし、1年に1回コンテストを開催しています。どのようなコンテストが行われているのでしょうか。

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コンテストには全国29の空港から58名が参加。
宣誓を行う成田空港の山崎風香さんは、今回のコンテストで唯一の女性参加者。
日々のハンドリング業務で鍛えた技量をコンテストで披露する。

 今回は29の空港から58名が参加し、航空機から貨物を運搬するハンドリング業務のコンテストが行われ、ULD(Unit Load Deviceの略)と呼ばれるパレットを航空機へ搭降載し、トーイングトラクターで運ぶULDハンドリングと、BULK(バラ積み貨物)を機体から搬出しコンテナに積み込み運搬するBULKハンドリングのふたつの部門で競われました。

 JALで地方空港の路線に就航しているボーイング737-800は荷物がバラ積みでしか搭載できないため、おもに737が就航している地方空港のスタッフはBULKハンドリング部門に出場し、ボーイング777や767のように貨物室にコンテナが搭載できる大型の機体が就航している主要空港のスタッフはULDハンドリング部門に参加しています。

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