冬の首都高、意外と凍る!? 過去には雪で70時間通行止も ならではの雪氷対策とは(写真12枚)

首都高ならではの雪氷対策とは 大雪時は「人力」が一番?

 首都高の高架周辺はほとんど民家や道路ですので、雪国の高速道路のようにロータリー除雪車で雪を路外に排出するようなことはできません。そのため、雪氷対策は「とかす」ことに重点が置かれているのだとか。雪などの予報に応じて、塩水や凍結防止剤を散布して予防対策を行うほか、積雪時には車両側方に回転ブラシが付いた「スイーパー」と呼ばれる車両で、雪を撹拌させてとけやすくするといいます。

 それでも、積雪が多い場合はやはり除雪が必要になります。除雪用アタッチメントを付けた「ウニモグ」と呼ばれる車両で雪を押し出すこともありますが、「作業員がスコップで雪をかき、それをショベルカーやダンプカーに積んで所定の雪捨て場へと運ぶことも多いです。NEXCOさん管轄の高速道路などと比べると、人力に頼る部分が大きいです」(首都高速道路 伊藤さん)とのことです。

 また、冬の首都高では立往生する車両も少なくないといい、これを牽引して路上からどかす対策も強化しているそうです。ふだん道路を巡回するパトロールカーにも、高出力の車両を使い、立往生車両の牽引を可能にしているのだとか。

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塩水散布車の安全が祈願された。
状況に応じて散水方向も自在に変えられる。
路肩に雪を残せないため、人力による雪かきも多いという。

 首都高速道路の宮田年耕社長は、「今冬(2017年から2018年にかけて)は12月、1月に降雪量が多く、南岸低気圧が雪をもたらしやすいと予報されています。1日100万台が利用される首都高の安全かつ円滑な通行を可能にするのは、第一には『人の働き』が重要です」と、関係者に対して述べました。

 2017年度の首都高における積雪・凍結対策期間は、12月1日(金)から、2018年3月31日(土)までです。

【了】

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