「モトコンポ」? 40代がうなる電動バイク「モトチンプ」とは 「モンキー」ファン視野(写真23枚)

やっぱりアレにインスパイア? 「モンキー」無きいまに!

――本国シンガポールではいつから発売されているのでしょうか?

 実はシンガポールではまだ一部の人にしか販売されておらず、規制基準が厳しいことから公道走行にも対応していません。もともとシンガポール以外での販売が念頭に置かれており、中国では2017年春に上海のファッションショーでお披露目され、現在はアパレルブランドを通じて販売されています。「ファッションの一部として乗ってほしい」という思いからで、日本でも、秋に開催されたファッションイベント「神戸コレクション」「サンノミヤコレクション」がお披露目の場となりました。

 現在日本では二子玉川 蔦屋家電さんのみで販売予約を受け付けていますが、今後はディーラーを募るほか、日本向けのサイトを立ち上げ、そこで通信販売していく予定です。

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 このような箱型ボディの原付といえば、1980年代にホンダから小型車「シティ」の荷台に搭載できるというコンセプトで発売された「モトコンポ」が思い出されます。実際、そのような人も多いのか、「『モトコンポ』が好きな方が見に来られます。実車を見て『おおっ!』と反応されるのは、40代前後の方が多いようです」(二子玉川 蔦屋家電 百名さん)とのこと。

「このバイクの存在を知ったころ、ちょうどホンダさんが『モンキー』の生産を中止し、小型の原付がなくなると話題になっていました。『モトコンポ』や『モンキー』が好きな方に受け入れられるのでは、と思って取り扱いました」(百名さん)

 やはり「モトチンプ」は「モトコンポ」に影響を受けたものなのでしょうか。西部商工によると、「ヴァンダ社から公式にはアナウンスされていませんが、デザイナーは日本好きなので、少なからず影響を受けているのでは」と話します。「モトコンポ」はハンドルやステップを折りたたむことができましたが、「モトチンプ」も、ハンドルの根本部分にあるビスをレンチで取り外せば、それを折りたたんで車載しやすくなります。中国では、そのようにクルマに載せて楽しんでいる人も多いそうです

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ホンダが1980年代に発売した原付「モトコンポ」(画像:ホンダ)。
シート高は661mmで、ホンダ「モンキー」とほぼ同じ。
バッテリーをボディから抜いて直接充電することもできる。

 世界的にもまだ登場したばかりの「モトチンプ」、色はレッド、ブルー、イエローの3種が標準で、それぞれ値段は48万6000円(税込み。以下同)です。今回は二子玉川 蔦屋家電限定で、ブラック(54万円)も50台用意されています。二子玉川 蔦屋家電では2018年1月末まで、店頭またはウェブサイトで販売予約を受け付けており、そこから納車までは半年ほどかかるそうです。

【了】

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