コインパーキングの最大料金「24時間2000円」、3日停めたら…? 知っておくべき「条件」

コインパーキングで長時間駐車が割安になる「最大料金」が設定されていることがありますが、この適用条件に起因するトラブルが続発しています。表示のわかりにくさを改善しようと、事業者側も対策を打ち出しています。

「最大料金」トラブル、事業者側の対策は?

 そもそもコインパーキングにおける最大料金や、その適用条件はどのように決められるのでしょうか。駐車場事業者の業界団体である日本パーキングビジネス協会(東京都中央区)に聞きました。

――最大料金はなぜ設けられるのでしょうか?

 サービスの一環です。たとえば、夜間など駐車場の利用が少ない時間帯に、割安な最大料金を設けているところがあります。時間の設定は地域や場所によっても異なります。

――料金や条件の設定は、どのように決められるのでしょうか?

 事業者が任意に決めています。法令あるいは当協会の規定などで特に制限されるものではありません。

――最大料金について、利用者からはどのような声がありますか?

 当協会では最大料金について、直接お客様からポジティブな意見を聞く機会はあまりありませんが、質問やクレームは確かによくいただきます。それだけ多くの方が利用されているのでしょう。

――条件の表示などがわかりづらいことからトラブルにつながっているようですが、何か対策をされているのでしょうか?

 当協会では国民生活センターからの要望を受け2014年に、駐車場における料金などの表示に関するガイドラインを作成しました。当協会の会員ではない駐車場も含め、このガイドラインに基づいた表示へ変更するところが増えています。

※ ※ ※

 日本パーキングビジネス協会は、今回の消費者庁からの呼びかけについて、会員事業者に注意喚起するとともに、ガイドライン見直しの際に検討材料のひとつとしたいとしています。

【了】

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コメント

2件のコメント

  1. 最近、スーパー等の本来専用の駐車場のはずがコインパーキングに化けている例があるが、トラブル時の対応悪化など、あまりメリットないような気もする。それともそれも管理コスト削減の一環?

  2. 車離れした若者にはどうでも良い話