AT車「N」レンジの使いみちとは? 「N」+パーキングブレーキで信号待ちは危険?

AT(オートマ)車のトランスミッションには多くの場合、「P」「R」「N」「D」などのレンジがありますが、このうち「N」レンジはあまり使われません。そもそもなぜ「N」レンジが設けられているのでしょうか。

MT車では頻繁に使うも、AT車では…

 AT(オートマ)車のトランスミッションには「P」「R」「N」「D」などのレンジがあります。それぞれ「パーキング」「リバース」「ニュートラル」「ドライブ」を意味し、駐車やバック、前進など状況に応じて切り替えます。

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AT車のトランスミッションのイメージ。「2」「L」レンジの有無や表示は車種により異なるが、「P」「R」「N」「D」は多くのクルマで共通する(画像:Pramote Soongkitboon/123RF)。

「ニュートラル」すなわち「N」レンジでは、ギアがかみ合うことなく、エンジンの動力が車輪に伝わらない状態になります。MT(マニュアル)車では、駐停車の際などに頻繁に使うレンジですが、AT車には多くの場合「P」レンジがあるため、あまり使わないかもしれません。

 そもそもAT車の「N」はいつ使うのでしょうか。フジドライビングスクール(東京都世田谷区)の田中さんに、教習においてどのように教えているのか聞きました。

ーー「N」レンジはどのようなときに使うのでしょうか?

 基本的に「使わない」と教えています。クルマが壊れたときに押してもらったり、けん引されたりする場合に「N」レンジに入れますが、それも多くの場合は業者さんがやりますので、問われない限りあえて意味や用途を説明することもありません。そもそもは、前進の「D」レンジから後退の「R」レンジへいきなりシフトした際にミッションへのダメージを防ぐ意味で、あいだに中立状態の「N」レンジを挟んでいるのです。

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12件のコメント

  1. シフトレバーで「P」に入れられないのは不便だねえ。日常ほかのクルマに乗っている人ならパニックになりそう、

    • いや便利だよ。
      シフトレバーガチャガチャやらずとも一瞬でP・Dどちらにも切り替えできるし、
      信号待ちで使っても一瞬バックランプが付いたりしないから後続車を驚かせないし。
      一度慣れてしまえばよそ見してても押せるよ

    • > 信号待ちで使っても一瞬バックランプが付いたりしないから後続車を驚かせないし。

      プリウスは面倒そうだと思ってましたが、そう考えたら役に立つ仕掛けですね。
      発進前にバックランプが一瞬点く人、PからDへ入れる間、ちゃんとフットブレーキ踏んでくれてるかな、って思います。

  2. レバーから、わざわざ手を離してスイッチを押さないとPに入らないとは、慣れるまでめんどくさい。

  3. そのうち完全ドライブ・バイ・ワイヤー時代になったらかなり変化したりして。

  4. 現中型免許の総重量8トンのステップATは最初は強度の問題からPは無かった、だからRが一番奥だからNを意識しないとPのつもりで車が勝手にバック!なんてあったかも、MT車と違ってAT車はミッションとエンジンが直結にはなりにくいのでPポジションも過信はしないほうがよいですね

  5. 何れも駆動系から補うP方式から卒業せねば、トラックのように総輪にホイルPとか?コンプレッサーの圧縮空気があっての技なんだろうが?あの一度かけたらビクとも動かんシステムは凄い!どうしても駆動系ロックだと効くまでのタイムラグ?のような範囲で多少車は前後するしね

  6. 信号待ちの時、Pレンジに入れますが、問題ありませんか?ドライブに入れたままブレーキを踏んだ
    状態で待つのが若干不安なので行っています。問題点があったらご教示ねがいます。車種はトヨタ
    プリウス2009年購入。

    • 古典的トルコン車では、入力側と出力側の回転数差が多いほどトルクが変換の効率がよいのでDレンジ&足ブレーキのほうが発信時に有利と聞いたことがある。しかし振動対策でセレクタがDであっても自動的にNにする機構を採用した車種もあったので、エンジンとあわせたシステム全体の問題とおもわれる。

      私自身は追突されたときの被害軽減(前車に玉突きしない・腕と脚を突っ張った対衝撃姿勢の準備)を考えてATでもMTでも足ブレーキ待機を選択。

  7. タクシー乗務員を経験しました。
    田舎の信号より都会の信号が長いため、赤の間足を乗せてブレーキを踏んでいると疲れるし、
    万が一追突されたらびっくりして足を離すと前身して事故になると教えられました。
    Pレンジにして、追突されても車はそんなに前には進まないと教えられ、今でも信号待ちでは
    Pを使っています。
    また、ワイヤー式のサイドブレーキはいつしかワイヤーが伸びてきて危険(効きが悪くなる)でした。

  8. 気になることがいくつか。
    MTでのNの最大の用途は変速では。
    クラッチも踏むが、変速中必ずNを経由するわけで。

    その他Nの使い道として、惰性走行のため使うという人が一定数います。
    このへんの問題点についても触れていただけたらなおよかった。

    停車時は過去に追突された時ブレーキから足が離れた経験から、P+フットブレーキもしくはN+サイドブレーキ+フットブレーキです。
    極端な話ですが、停車中意識を失ったらとか考えるとD+フットブレーキにはしたくない。
    (それを心配するなら運転してはいけないと突っ込まれそうですが)

  9. > 「少しのあいだだから、と思って『D』レンジのままパーキングブレーキを使ってクルマを停め、近くの自動販売機にジュースを買いに行くなどしているうちにクルマが動いてしまい…

    例えば、とは書いてあるけど、ほんとにやってる人いたら恐ろしいなあ。