巨大な自動車専用船、どう動かす? 日本郵船「アリエス・リーダー」、その操船と動力(写真21枚)
巨大な船は、どのように動かしているのでしょうか。日本郵船の自動車専用船「アリエス・リーダー」を、操船と動力のふたつの面から眺めます。
巨大な船の動かし方とは
日本郵船の自動車専用船「アリエス・リーダー」が2017年12月17日早朝、横浜港に入港しました。日本郵船の船で唯一、環境への対応姿勢を示す緑の「オーロラカラー」(同社のコーポレートアイデンティティ、通常は青色基調)をまとい、普通自動車にして7000台を搭載できる、全長199.98m、全幅35.8m、6万9931総トンの巨大な船です。
その巨体を繋ぎとめるための係船ロープは極めて太く、大黒ふ頭での着岸作業では、船から渡されたロープを軽自動車で引っ張る様子が見られました。
船と岸壁のあいだに渡されクルマが出入する「ランプ」もまた巨大で、船体2か所に設けられています。その船尾側を「スターンランプ」と称しますが、これを開放しきるのには準備も含めおよそ30分かかるといい、実際に動き始めてから止まるまでにも15分ほどかかっていました。
これほど大きな船ですが、果たしてどのように動かしているのでしょうか。
まずは「操船」、すなわちブリッジにおける船の動かし方です。「アリエス・リーダー」が就航したのは2014年5月で、最近の船というくくりにたがわず、その操船は自動化が進んでいます。「ECDIS(電子海図。陸上の地図に相当)」にコースを設定すれば、それにあわせて、GPSやコンパスと連動しつつステアリングギア(舵輪。クルマのハンドルに相当)が自動で舵を切るシステム「TCS(トラックコントロールシステム)」が搭載されています。
ほんでも200m以下か、これ超すと車みたいに税金とか港湾使用料でも上がるんか?
200m超の場合は巨大船として扱われ、航行時や停泊時に制限がかかります(例えば
特に指定された航路の運航や特定時間の運航制限、あるいは資格のある水先案内人の乗船義務など)
仙台港のフェリーは必ずタグが引いて出港するのは港が狭いせいなんかな?それにしても3、11の緊急出港と津波を乗り越えたフェリーの凄技にはぶったまげたし、あれ遅れたら港で横転してたかもね?この運搬船も最後は人の手で、と言うあたりに難しさが見てとれます。
航海士って必要あるのか?
沖までは水先人が乗ってるし、その後は
船もあまりいないだろうし。
船長なんて部屋でゴロゴロしてるだけだろw
機関士さん、ご苦労様です。
・・・・・・沖合いに出れば船があまりいないってね・・・そういうふうに油断しているから、古今東西素人なら考え付かないような洋上での衝突事故が起こるんだって。ついでに水先案内人ですら不適切な案内をすることもあるし(大昔、鶴見運河で実際ありました)。船長は船長で書類仕事やら陸上との交渉やら航路の微調整(天象気象はもちろん、場合によっては政治的な理由で航路をずらす、と)しなければならないし。機関長の重要さはわかるけど、何かそのコメントは少し違う気もする。
知り合いの外航船航海士は
内航船: 航海士大変
外航船: 超暇
と言ってました。
間違ってないと思う。