「ジャンボ」を日本の航空会社で唯一運航 日本貨物航空がB747を使うワケ(画像32枚)

超大型の飛行機、ボーイング747「ジャンボ」。初飛行から半世紀、日本の航空会社から旅客機型は引退しましたが、貨物機型は日本貨物航空でいまなお活躍中。「ジャンボ貨物機」は競走馬の輸送にも向くなど、いくつもの長所があるそうです。

初飛行から半世紀だが、進化している「ジャンボ」

 ボーイング747「ジャンボ」の初飛行は1969(昭和44)年。それからまもなく半世紀にもなりますが、NCAが2012(平成24)年から導入している最新の貨物機型「ジャンボ」747-8Fは、機体コントロールを一部デジタル化する(フライ・バイ・ワイヤ)、計器に液晶モニターを活用する(グラスコックピット)、燃費やパワーといったエンジン性能の向上など、見た目は似ていても、中身は各所で進化しているそうです。

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NCAボーイング747-8Fのメインデッキ。旅客機型なら客席が並ぶ空間。
NCAボーイング747-8Fのコックピット。
NCAボーイング747-8Fの客席に用意されている読書灯。

 ただ、NCAの747-8Fに荷主らの添乗用として6席用意されている座席、その読書灯はちょっと懐かしいタイプです。

 ちなみに、日本政府専用機も「ジャンボ」(747-400)ですが、こちらは航空会社ではなく国が所有しています。

【了】

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Writer:

鉄道を中心に、飛行機や船といった「乗りもの」全般やその旅について、取材や記事制作、写真撮影、書籍執筆などを手がける。日本の鉄道はJR線、私鉄線ともすべて乗車済み(完乗)。2級小型船舶免許所持。鉄道ライター/乗りものライター。

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コメント

2件のコメント

  1. ジャンボジェット好き貨物機好きな私にはお腹いっぱいの良記事でした。

    見た目は似ているとありますが、-8Fは機体も延長されてます。

    塗装は-400Fの方がシンプルでカッコいいですね。

    航空機食玩シリーズで貨物機セットなんて出ないかなw

  2. 後継機はどうなるんだろう。