観光列車「THE RAIL KITCHEN CHIKUGO」はキッチンを備えた3両編成に 西鉄
西日本鉄道が、新しい観光列車の概要を発表。名称は「THE RAIL KITCHEN CHIKUGO」で、キッチンを備えた3両編成が登場します。
2019年春運行開始
西日本鉄道(西鉄)は2018年1月25日(木)、新たに運行する観光列車の概要を発表しました。
名称は「THE RAIL KITCHEN CHIKUGO」です。筑後地方を中心とした沿線地域の食材をキッチンで調理して提供する列車であることを表現しています。ロゴは、柳川の川下りや久留米の特産品(酒、ぶどう)、大牟田の産業遺産など沿線の魅力をアイコン化して、文字に埋め込んだタイプと、凝縮し並べたタイプの2種類を用意しています。
車両は既存の6050形電車を3両編成52席に改造し、キッチンクロスをイメージした赤いチェックのデザインを施します。外装デザインは、ロゴとともに、デザイナーの福岡南央子さんが担当しています。
車内は、住宅、オフィスの内装デザインなどを手掛けるランドスケーププロダクツが担当。真ん中の2号車(8席)は「窯」を中心とした大型のキッチンが設けられます。大牟田側の1号車(22席)と天神側の3号車(22席)には、西鉄で初めてトイレが車内に設置されます。内装は、八女の竹を使った竹細工や城島瓦といった沿線地域の伝統工芸品などが活用されます。
車両投資額は約5億円。2018年4月に料理内容やダイヤ概要、9月に運行および予約開始日、制服をそれぞれ発表します。2019年2月に車両を披露し、同年春に運行を開始する予定です。
【了】
釜は当然電気釜か。まさかガスは使えないだろうし、薪を使うわけにも行かないし。もしかしたら灯油?
いや普通に電気窯でしょ。なんかあった時に灯油のせいでソラリアターミナルビル全館避難とかさせたら西鉄のメンツ丸つぶれですぜ……。
通勤路線色が強かった西鉄がこんな電車を走らせようとは意外ですね。同社の「水都」や「旅人」の実績に加え同じ九州内を走っている「おれんじ食堂」や「或る列車」に刺激されたのでしょうか。観光列車の競演が楽しみです。