氷川丸の姉妹船「平安丸」の企画展開催中 過去の活躍や太平洋に眠る現在を紹介

日本郵船歴史博物館で企画展「グランブルーの静寂~もうひとつの氷川丸~」が開催中。大型貨客船としてシアトル航路で活躍し、現在は太平洋に眠る「平安丸」の過去と現在を紹介しています。

沈没から74年のいまもチューク環礁内に

 貨客船「平安丸」に焦点を当てた企画展「グランブルーの静寂~もうひとつの氷川丸~」が、日本郵船歴史博物館(横浜市中区)で開催されています。

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太平洋チューク環礁内に沈没している平安丸。写真はそのスクリュー(画像:ダイブショップトレジャーズ)。

 平安丸は1930(昭和5)年、大阪鉄工所(現・日立造船)で竣工。姉妹船の「氷川丸」(重要文化財)や「日枝丸」とともに、日本郵船のシアトル航路で使用されました。太平洋戦争中は海軍に徴用され特設潜水母艦に。そして1944(昭和19)年、停泊中に空襲に遭い2月18日に沈没しました。74年が経過したいまも、ミクロネシア連邦チューク(旧称・トラック)環礁内に、右舷を上にして眠っています。

 今回の「グランブルーの静寂~もうひとつの氷川丸~」は、「平安丸に日の目を見させたい」(日本郵船)とのことから企画。平安丸と氷川丸の過去と現在について、写真を中心に紹介しています。

 期間は4月22日(日)まで。日本郵船歴史博物館の入館料は一般400円、65歳以上と中学生・高校生は250円です。

【了】

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