高速路肩の風車のナゾ クルクル回るのは何のため?

高速道路の路肩でクルクル回っている風車のようなもの。あれはいったい何なのでしょうか。どのような理由で道路に設置されているのか、製造メーカーに聞きました。

もちろんただの風車ではない

 高速道路を走っていると、路肩やガードレールに小さな風車のようなもが並んでいるのを見かけることがあります。それらのほとんどが白色や黄色で、風を受けて絶えずクルクル回っています。

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羽根のついたデリネーターの高速道路での施工例(画像:吾妻商会)。

 クルクル回ることでドライバーの目を引こうとしているのか、それとも風力を使って発電でもしているのでしょうか。実はこれ、業界では「デリネーター(視線誘導標)」と呼ばれている製品です。その役割と羽根が回る理由について、交通安全用品メーカーの吾妻商会に聞きました。

――そもそも、デリネーターは何のために設置されるのでしょうか?

 夜間や悪天候などで暗い時にヘッドライトの光を反射し、ドライバーに道路の形状を伝えて注意を促すためのものです。直線区間やカーブ、分岐、橋の上など、さまざまな場所に設置されています。

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コメント

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3件のコメント

  1. 豚でも分かるデリネーターとかその内に出て来たりするかも

  2. はー、風で掃除する仕様だったとは!これは勉強になった。

  3. デリネーターという表記に違和感。
    スペル通りに読めば「デリニエーター」としか読めないのだが。