西武に「やる気のないラッピング電車」 「ぐでたま」×30000系「スマイルトレイン」(写真26枚)

タマゴ形の仕切りに「むぎゅ」

「ぐでたまスマイルトレイン」も、このキャンペーンの一環として運転されるラッピング電車です。30000系の8両×1編成(38105編成)を装飾し、先頭には黄色い「ぐでたま」の顔をデザイン。側面は黄色をベースに「ぐでたま」キャラクターのイラストで装飾しました。

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車庫内で「拝島ライナー」と並ぶ「ぐでたまスマイルトレイン」。
側面は黄色をベースにしたラッピングシートを使用。
車内も「ぐでたま」で装飾された。

 車内も「ぐでたま」による装飾が施されました。30000系はドア付近のスペースと座席を分ける仕切り板がタマゴ形になっていて、この形を生かす形で「ぐでたま」のイラストが描かれました。「むぎゅ」「すわりたい…」などの言葉もそえられています。ドアの上にある案内表示器のディスプレイでも、「ぐでたま」のキャラクターを使った動画が流されます。

 3月4日(日)のお披露目では、新宿・拝島線の着席通勤列車「拝島ライナー」(3月10日運転開始予定)の40000系電車と並んで車庫内に展示され、外の線路に出ることはありませんでした。このラッピング電車を企画した西武鉄道スマイル&スマイル室の稲葉久美子さんは「(車庫の外に出るだけの)やる気が出なかったのかも」と、笑いながら話していました。

「ぐでたまスマイルトレイン」の営業運転は3月5日(月)から始まり、12月下旬まで池袋線や豊島線、狭山線などで運転される予定です。

【了】

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Writer: 草町義和(鉄道ニュースサイト記者)

鉄道誌の編集やウェブサイト制作業を経て鉄道ライターに。2020年から鉄道ニュースサイト『鉄道プレスネット』所属記者。おもな研究分野は廃線や未成線、鉄道新線の建設や路線計画。鉄道誌『鉄道ジャーナル』(成美堂出版)などに寄稿。おもな著書に『鉄道計画は変わる。』(交通新聞社)など。

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