ターキッシュエアラインズがA350 WXBを25機発注 運航効率の高さを誇る最新鋭機

ターキッシュ エアラインズがA350 XWBの900シリーズを発注する覚書をエアバスと締結しました。同機は軽量化などによって、高い運航効率を実現。客室にも最先端技術を取り入れて快適性を向上させた最新鋭機です。エアバスはこれまでに同機を854機受注しています。

軽量化と最新世代のエンジン搭載でコストを大幅削減。受注数854機

 エアバスは2018年3月12日(火)、トルコのターキッシュ エアラインズがA350 XWBの900シリーズ25機とオプションで5機を発注する覚書を締結したと発表しました。

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ターキッシュ エアラインズのA350-900型機のイメージ(画像:エアバス)。

 A350 XWBは、中型ワイドボディの長距離用最新鋭機です。軽量化を実現するために機体の7割以上に新素材を使用。最新の空力設計で炭素繊維複合材製の胴体と主翼を備え、効率性の高いロール・スロイス社製エンジンTrent XWBを搭載しています。このような革新的技術を組み合わせることで、これまでにない運航効率の高さを実現し、燃費と排気を前世代機と比べて25%削減することに成功しました。軽量化や燃費などのコスト効率のアップは、整備コストを大幅に抑えることにもつながります。

 客室には、エアバスが独自開発した客室の新ブランド「Airspace by Airbus」を取り入れています。これは、快適性、環境、サービス、設計の4つを主要な要素として構成し、これらのどの視点に立ってもゆとりのある機内空間を提供するものです。静粛性にも優れ、最先端技術の取り入れによって空気の質を向上させるなど、「全てのクラスのおいて空の旅の新基準を築いています」としています。

 トルコはおよそ20年にわたり、全エアバス機の製造プログラムに関わってきました。同国のナショナルフラッグキャリアであるターキッシュ エアラインズは現在167機のエアバス機を保有。92機のA321neoの未納入機(エアバスの受注残)があります。そのなかで、同社はさらにA350 XWBを選定、発注しました。

 エアバスはこれまでにA350 XBWを45社から計854機受注(2018年2月末時点)。日系キャリアでは、日本航空が900と1000シリーズを発注しています。

【了】

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