完成車専用ターミナル、トルコに建設へ 自動車輸出入拡大見込む 日本郵船
日本郵船がトルコの港湾運営会社と合弁会社を設立し、イスタンブール近郊に完成車専用ターミナルを建設。同国の完成車輸出入拡大を見込み、日系企業をはじめとする顧客の取り込みを図ります。
イスタンブール近郊に建設
日本郵船は2018年4月6日(金)、トルコのOYAK Denizcilik ve Liman Isletmeleri AS(OYAK PORT)社と合弁会社を設立し、イスタンブール近郊のヤルンジャ(Yarimca)地区に完成車専用ターミナルを建設・運営することを決定したと発表しました。
OYAK PORT社は、トルコの複合企業OYAKグループ傘下の港湾運営会社です。5日(木)にイスタンブールで、OYAK社のスレイマン・サバシュ・エルデム ゼネラルマネージャーと、日本郵船の力石晃一代表取締役・専務経営委員出席のもと、合弁会社設立に関する契約の調印が行われました。
建設されるターミナルは、イスタンブール近郊における初の完成車専用の大型ターミナルです。岸壁全長は539m、水深は12~14m、ヤード総面積は約18万平方メートル。運営開始は2019年半ばを予定しています。完成車の納品前点検・補修・部品補給サービスといった付加価値サービスも提供していく計画です。
OYAK PORT社の事業基盤と、日本郵船がこれまで培ってきた自動車輸送、ターミナル運営のノウハウを活用し、完成車の輸出入拡大が見込まれるトルコ国内で、日系自動車メーカーをはじめとする顧客の取り込みを図ります。
【了】
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