ANAが九州を応援 期間限定で地元食材や酒を提供 各地の魅力を発信

ANA(全日空)の機内食やラウンジメニューなどが、6月から九州色に染まります。日本のまだあまり知られていない魅力を発掘し、国内外に発信する「地域活性化プログラム」によるもので、宮崎産キャビアや佐賀牛などが提供されるそうです。

旅行サイト「トリップアドバイザー」とコラボレーション

 ANA(全日空)は2018年6月から半年間、機内やラウンジに九州各地の食材を使用したメニューやお酒を用意するなど、九州の魅力を発信していくことを5月29日(火)、発表しました。「Tastes of JAPAN by ANA KYUSHU -Explore the regions-」と題するもので、同社が取り組む地域活性化プログラムの一環とのことです。

 ANAは2013(平成25)年9月から2017年11月までの4年3カ月にわたり、日本全国の魅力や多様な資源を、各都道府県ごとに3カ月の期間を設けて国内外に発信する「Tastes of Japan by ANA」の活動に取り組んできました。2017年12月からはその第2弾として、これまでの都道府県単位から地域単位に、期間も6カ月に変更し、まずは北海道エリアをフィーチャーしました。今回発表された九州エリア特集はこれに続くものです。

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記者発表会での記念撮影の模様。左から2番目がANAの志岐副社長(2018年5月29日、乗りものニュース編集部撮影)。

 記者発表会に臨んだANAの志岐隆史副社長は、今回の九州特集について、「2017年までの県ごとの特集で、九州のディープな部分まで発見できました。今回は県境を越えてタッグを組み、広域でアピールする新しいプランです。秋口までのいいシーズンをお客様にご案内できると思います」と述べました。

 発表会には九州の各県からの代表も出席しました。2018年の九州は、NHK大河ドラマ『西郷どん』や、長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産が世界文化遺産候補となるなど注目を浴びていますが、発表会に臨んだ各県の代表は口を揃えるかのように、海外での知名度が低いことを挙げ、今回のプログラムを通じ九州について海外でも広く知ってもらう機会になることを期待しているといいます。
 
 今回の九州特集の期間は、2018年6月から11月までです。機内や空港サービス、ウェブサイト、旅行商品など、ANAグループのあらゆるセクションにおいて、九州各地の資源をPRしていくとしています。

 新しい試みとしては、旅行サイト「トリップアドバイザー」とのコラボレーション企画が挙げられます。「Tastes of JAPAN by ANA」ウェブサイトで配信する各地の食や観光地に関する記事について、「トリップアドバイザー」に投稿された口コミ評価を元に、ランキング形式あるいは編集部セレクトといった形式でピックアップ、双方のサイトへ配信するとのことです。これによって、国内外の旅行者に広く九州をアピールすることを図るといいます。

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