ヘリ護衛艦「いずも」の「戦いかた」 哨戒ヘリとともにどのように運用されている?

「いずも」型は「戦わないフネ」

 では、「いずも」型護衛艦はどうやって敵と戦うのでしょうか。実は、搭載する哨戒ヘリや味方潜水艦たちに対潜水艦戦闘を任せ、随伴する僚艦に対空戦闘などを任せているのです。

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5機の哨戒ヘリを載せて航行する「いずも」(画像:海上自衛隊)。

 この際、「いずも」型護衛艦は哨戒ヘリの洋上基地として機能します。艦艇であれば長期間航海することができますが、哨戒ヘリは長時間飛び続けることができません。任務が終わるたびに陸上基地に戻っていては、時間も燃料も無駄にする非効率的な運用になってしまいます。また、哨戒ヘリは多くの爆弾を積むことができない代わりに、ソノブイと呼ばれる潜水艦を探す装置を海に多く投下することがでます。このソノブイを素早く迅速に設置できれば、敵の潜水艦の逃げ道を塞いで、追い込むことができます。こうしたスピード感ある仕事をこなすためにも、「いずも」型護衛艦は誕生し、そしてその登場は海上自衛隊の対潜水艦戦闘能力を大幅に向上させることになりました。

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横須賀に停泊する「いずも」(矢作真弓撮影)。

 ここで問題になるのが、哨戒ヘリの整備です。「いずも」の艦上では、どのような補給整備が行われているのでしょうか。

 多くの搭載機を運用する「いずも」には、飛行科(第5分隊)と呼ばれるチームが乗艦しています。彼らは搭載機の整備を主任務にしていますが、臨時に編成されるチームではなく、護衛艦の部署のひとつとして常設されています。そのため、飛行科の隊員たちは、「いずも」が入港した時には、最寄の館山航空基地などに研修に訪れ、最新の整備技術を持ち帰るといいます。海上での整備と陸上での整備要領に大きな差は無いとのことですが、飛行科の隊員たちは数年おきに艦艇と航空基地での勤務を繰り返して、技能の向上に努めているといいます。

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コメント

1件のコメント

  1. 「ひゅうが」型の時から言ってる話を今頃書き出したの?