ヘリ護衛艦「いずも」の「戦いかた」 哨戒ヘリとともにどのように運用されている?

ヘリ護衛艦ともいわれる海自の護衛艦「いずも」ですが、艦そのものに搭載された砲などの装備は必要最低限といいます。もちろんその運用も、ほかの護衛艦とは大きく異なるものです。多数を搭載する哨戒ヘリの運用とあわせ解説します。

一筋縄ではいかない哨戒ヘリの運用

 陸上基地と違い、「いずも」には限られたスペースしかありません。そのため、一般的な補給品や整備用品は搭載されているといいますが、もし大きな部品が必要になりそうなときには、あらかじめ「いずも」側と調整して、出航前に陸路で輸送した部品を艦艇に搭載します。

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地上基地で整備する飛行科の隊員たち(矢作真弓撮影)。

 大型ヘリコプター搭載護衛艦の登場によって、1隻に搭載できる哨戒ヘリの機数は大幅に増えました。それでも海上自衛隊が保有する哨戒ヘリの機数は大きく変化していません。こうした状況のなかで、一番苦慮しているのが、搭乗員の訓練管理と哨戒ヘリの準備だそうです。

 哨戒ヘリには地上でしかできない訓練もあります。しかし、艦上で運用される前提の彼らにとって、艦上での経験は必須になります。ただし、全ての哨戒ヘリを搭載してしまうと、万が一の大規模災害時に何も対応できない、と、いうことになりかねません。そのため、航空隊では訓練練度の維持と、即応態勢の保持を両立することが、何よりも難しいと言われています。

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滑走路へ向かうSH-60J哨戒ヘリコプター(矢作真弓撮影)。

 多数の哨戒ヘリを搭載することができる大型護衛艦を手に入れた海上自衛隊。広大なシーレーン(海上交通路)を守り、自由で開かれた海洋を確保するため、彼らは今日も大海原へと出航していきます。

【了】

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