船に乗り、暗い橋の下で聞く怪談! はとバス「怪談クルーズ」、ツアー前にはお祓いも(写真39枚)

講釈師による怪談と、河川での夜のクルーズを組み合わせたはとバスの「怪談クルーズ」。そのツアーは、冒頭から終盤まで、非日常にあふれたものでした。

「お岩さん」ゆかりの神社でお祓いも

 クルーズの経路には複数の橋が架かっていますが、その橋桁の多くは、船内で直立した人の頭上すれすれの高さです。そのため、橋をくぐりながら、その建築構造を間近で眺めることもできました。

 船は亀島川に架かる「霊岸橋」へ。怪談噺(ばなし)はこの橋の下で、夜19時半ごろから披露されました。橋の上はクルマや人が多く行き交う永代通りの日常が広がっていましたが、一方、橋の下では、普段滅多に来ないであろう場所で怪談を聞くという状況。日常と隣り合わせで非日常的な体験をするというのは、恐怖心もさることながら、不思議な気持ちになるものでした。

 この日、怪談噺を披露したのは講釈師の神田春陽さん。真っ暗な橋の下で、ライトの光を下から照らされながら、神田さんが感情と臨場感たっぷりに展開する怪談。この日話されたのは、三遊亭圓朝作の「もう半分」(別名「五勺酒」)でした。

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クルーズ終盤の夜の首都高の様子。
お祓いが行われた四谷お岩稲荷。
四谷お岩稲荷にある、ふだんは非公開という井戸。

 ちなみにはとバスでは、怪談ツアーの開始前に「お祓い」を受けています。かつて、怪談ツアー運行時に体調不良を訴えた社員がいたことから、すべてのツアーが無事に運行されることを祈念し、2007(平成19)年以降は毎年行っているといいます。

 2018年の「怪談クルーズ」試乗会の前にも、四谷の於岩稲荷田宮神社(お岩稲荷)でお祓いが実施されています。お岩稲荷は「四谷怪談」に登場するお岩さんゆかりの神社です。お祓いの席には、はとバスの企画担当者をはじめ、代表の乗務員、講談師、船会社が参加。お祓いが終わったのちに、普段は非公開という「井戸」を見せてもらう一幕もありました。

 はとバスによる夏限定ツアー「講釈師と行く 怪談クルーズ」は、2018年は、8月3日(金)、4日(土)、5日(日)、19日(日)、21日(火)、25日(土)、26日(日)に運行予定。怪談クルーズ、四谷お岩稲荷、将門の首塚などを回るコースで、夕食付き大人9980円(6歳以上12歳未満8980円)です。

【了】

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