全線再開・久大本線の「次」は日田彦山線? 同じ災害でも復旧のめどが立たない事情

九州北部豪雨の影響で一部不通になっていた久大本線が全線復旧しました。一方、同じく九州北部豪雨で一部不通になっている日田彦山線はいまも全線復旧のめどが立っていません。なぜなのでしょうか。

福岡県知事「日田彦山線も」と話すが…

 出発式に出席したJR九州の青柳俊彦社長は「1年という短い期間で復旧できましたが、沿線の皆さんにとっては長い1年だったと思います」とあいさつ。一方、福岡県の小川洋知事は「日田彦山線につきましても、1日も早い復旧に向けて協議を進めていきたいと思います」と話しました。

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日田彦山線の添田~夜明間も九州北部豪雨で大きな被害を受けた(画像:JR九州)。

 小川知事が話した日田彦山線は、北九州市の日豊本線・城野駅と日田市の久大本線・夜明駅を結ぶ、全長68.7kmのローカル線です。久大本線と同様に九州北部豪雨で大きな被害が発生。いまも不通になっているのは添田~夜明間の29.2kmですが、運転再開の目標時期は示されておらず、それどころか復旧工事に着手するめども立っていません。

 この区間は久大本線以上に被害が大きく、路盤の崩壊や橋りょうの破損など63か所で被災。復旧の費用は70億円と見込まれていて、JR九州は自社単独での復旧は難しいと考えています。福岡県と大分県は、災害復旧事業の補助制度を活用するなどしてJR九州の負担を抑える案を示しています。

 しかし、問題はこれだけではありません。添田~夜明間は沿線の過疎化や自動車へのシフトで利用者が減少。久大本線と異なり特急列車は運行されておらず、訪問者が多い観光地もありません。1日1km平均の通過人員(輸送密度)は1987(昭和62)年度が665人だったのに対し、2016年度は131人に減少。仮に復旧費用の問題を解決して運転再開にこぎ着けたとしても、すぐに運営が立ちゆかなくなる可能性があるのです。

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コメント

3件のコメント

  1. 日田彦山線よりも豊肥本線の全線復旧が先だと思うが。

  2. 四国はどんな大災害が起きても復旧する線路が無さそうで安心だな

  3. 都市圏、都市間、観光地の路線は需要が多いので鉄道会社も行政も成るべく早く復旧させます。

    しかし、地方路線は復旧しても乗る人が殆ど居ませんから、そのまま廃止になっても文句は言えません。

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