アーケード商店街を抜け、崖っぷちの終点へ! 四国随一の「秘境バス」に乗ってみた!

終点で待ち受ける驚きの体験とは?

 森を抜けて視界が開けると、終点まではもう少しです。神社の前にある池田町公民館漆川分館の隣に設けられた小さな転回場に、乗客を乗せたままバックで入り、停車します。ここが終点の「漆川八幡神社前」。乗客は降車してから、バスがどのような場所に停まっているのかを知ることになります。

 車体後方を見れば、そこは急な崖です。乗客を乗せたままバックで転回場に入ること自体はよくあることなのですが、ここの場合は転回場が狭すぎて、バスの車体が転回場からはみ出し、崖からお尻が突き出る状態になっています。もちろん車止めもあり危険はないのですが、これも珍しい光景です。バスはそのまま3分ほど停車し、折り返しの便として阿波池田バスターミナルに向けて発車します。

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終点に近づくにつれ細かいカーブが連続する(風来堂撮影)。

 来た道を改めて歩いてみると、このバスがどれだけの悪路を通ってきたのかがわかります。狭さはもちろんのこと、木々が深く生い茂っているので昼間でも視界が悪く、カーブも多数。また、ガードレールのない区間もあり、一歩間違えば谷底へ真っ逆さま。この道を毎日安全に走っている運転手の技量の高さが伺えます。

 そのような場所にバスを走らせる理由は、「必要だから」。終点に近づくにつれ人家もほとんど見られなくなりますが、それでも人の営みはあります。仮に歩くとすると、山を降りるだけで1時間以上かかってしまいますし、かといって車を運転するのも、特に高齢の方などには危険かもしれません。沿線住民の重要な足として、今日も漆川線のバスは山奥の狭き路を走っているのです。

【了】

※記事制作協力:風来堂

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コメント

1件のコメント

  1. よくもまあ、こんな路線をみつけるか、と。ストリートビューで「走って」みちゃいましたよ。続編期待。