キラウエア噴火のハワイ島、安全なのか? 専門家、現役パイロットが語るハワイ島のいま

キラウエア火山が噴火したハワイ島。現地の専門家、噴火後も成田からハワイ島へフライトしている機長が、そのいまを語りました。

「四国の半分」というサイズ

 2018年5月に噴火した、アメリカ合衆国 ハワイ島のキラウエア火山。いまハワイ島は、安全なのでしょうか。

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ハワイ島に関して行われたプレス向けのセミナー(2018年7月19日、恵 知仁撮影)。

 まず航空路の安全性について、2017年9月に成田とハワイ島のコナを結ぶ直行便の運航を始めたJAL(日本航空)767運航乗員部の板垣英樹機長は、5月の噴火以降にも2回ほどコナへフライトしたといい、次のように「ふたつのポイント」を話します。

「噴火の様子が日本の桜島のように、爆発して灰が降ってくるものではありません。火山が飛行機に支障する大きな理由は火山灰。そのなかのガラス成分がエンジンへ入ると、溶けてこびりつき、ダメージを与えます。また、火山灰の粒子のなかを飛ぶと窓ガラスがこすれ、すりガラスのようになり、外が見えなくなります。そのため、我々は火山灰のなかへ入らない、入ってしまったらすぐ出るよう訓練していますが、今回のキラウエアはそうした灰がありません」

「ハワイ島は四国の半分ぐらいの広さがあり、そこに4000m級の山がそびえています。西からハワイ島へ向け飛んでいくと、オアフ島ぐらいから降下を始め、大きな山がそびえているのが見え、その麓へ向け降りていくイメージです。キラウエアの噴火はその山の向こうで、その噴煙も溶岩も見たことがありません。コナに到着したのち、1泊して日本へ戻りますが、そのあいだに硫黄のにおい、煙などを感じたこともありません。地理的な条件からも、キラウエアがコナへの航路に影響を与えることはまずないと思います」

 ただ板垣機長によると、万が一を考え、日本からコナまで行って着陸できない場合を想定し、ホノルルまで戻れるだけの燃料は搭載しているそうです。

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