レンタルキャンピングカー本格普及なるか ライト層取り込み拡大 悩みの種は破損?
キャンピングカーの人気が高まるなか、これを貸し出すレンタル業者も増え、市場を拡大しています。レンタルキャンピングカーはどのように利用されているのでしょうか。一方で業界では、レンタルならではの悩みも抱えています。
レンタルのユーザーはあまりキャンプしない!?
キャンピングカーの売上が年々伸びています。日本RV協会によると、国内の総保有台数は2011(平成23)年に7万5600台だったのが、2017年には10万6200台に。売上合計額は2014年から過去最高を更新し続け、2017年には約424億7000万円まで増加しています。
同様に、キャンピングカーのレンタル業者も増えています。日本オートキャンプ協会の「オートキャンプ白書2018」によると、あるレンタルキャンピングカーのポータルサイトでは2010(平成22)年7月に72件だった掲載件数が、2018年3月現在で242件に増加。レンタカー企業のほか、IT関連ベンチャーなどもこれに参入しているといいます。
レンタルキャンピングカーはどのように利用されているのでしょうか。全国で「ジャパンキャンピングカーレンタルセンター」の事業を展開しているファインシード(東京都渋谷区)に話を聞きました。
――レンタルされるのは、おもにどのような車両でしょうか?
「ハイエース」などをベースとした「バンコン」と呼ばれるタイプと、おもに小型トラックなどのシャシーにキャビンを架装した「キャブコン」と呼ばれるタイプです。当社ではこれら普通免許で運転できる車種だけをレンタルしています。
――どのような使われ方をされているのでしょうか?
本格的にキャンプをしたり、長旅に出たりする方もいらっしゃいますが、2~3泊の利用によるライトな使い方がメインです。「道の駅」でおいしいものを食べたり、日帰り温泉を何か所もめぐったりといった行程で、予定を立てずに借りる方も増えています。その行く先も、たとえば東京都心から2~3時間で行けるところが多いです。「乗っているだけ」ではなく、ゆっくりと観光される方が多いのではないでしょうか。
また、車中泊の受け入れ施設も増えており、日本RV協会さん認定の「RVパーク」などでは、キャンピングカーで使える外部電源も完備されています(編集部注:有料で外部電源や水道、ゴミ処理などが提供される施設。2018年8月現在、全国で100か所以上)。
何と無理矢理に総重量3,5の普通免許ですか
こりゃ作り手も計量との戦いですね