封印解除! 山陽電鉄「カードキャプターさくら」ラッピング車が登場(写真49枚)
テレビアニメ「カードキャプターさくら」のラッピング列車が山陽電鉄の車両基地で公開されました。大阪・梅田~姫路間で運行されます。
アニメのラッピング車は山陽初
山陽電鉄は2018年8月12日(日)、同社の新しいラッピング列車「さくらとおでかけ山陽電車号」を、東二見車両基地(兵庫県明石市)で報道陣に公開しました。8月13日(月)から運行されます。
「さくらとおでかけ山陽電車号」は、テレビアニメ「カードキャプターさくら クリアカード編」とのコラボキャンペーンの一環。この企画ではラッピング列車の運行のほか、スタンプラリーや記念きっぷの販売なども計画されています。山陽電鉄がアニメのラッピング列車を運行するのは、これが初めてです。
ラッピング列車になったのは5000系電車の6両×1編成。山陽電鉄は「クリアカード編の世界観をふんだんに盛り込んだ」としています。車体の外側は「カードキャプターさくら」のキャラクターなどを描いたイラストで装飾。窓の下にはサクラ色の帯が貼られました。ヘッドマークは編成の両端で異なるデザインになっていて、9月中旬には別のデザインのものに交換される予定です。
車内も「クリアカード編」のイラストで装飾。1両ごとにコンセプトを設け、それに沿ったイラストで広告枠やドア、天井などを装飾しています。山陽電鉄のこれまでのラッピング列車で天井を装飾したのも、今回が初めてといいます。
このほか、ドア上の広告枠には「夢の力を秘めし鍵よ、真の姿を我の前に示せ『封印解除(レリーズ)』ー!」や「ほえええええええ~!!」「ベストショットですわ~!!」「こにゃにゃちは~!」など、「さくら」で使われているせりふが記されています。
「さくらとおでかけ山陽電車号」の運転区間は、阪神電鉄への直通区間を含む大阪・梅田~山陽姫路間です。運行ダイヤは山陽電鉄の特設ウェブサイトで公開されます。
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Writer: 草町義和(鉄道ニュースサイト記者)
鉄道誌の編集やウェブサイト制作業を経て鉄道ライターに。2020年から鉄道ニュースサイト『鉄道プレスネット』所属記者。おもな研究分野は廃線や未成線、鉄道新線の建設や路線計画。鉄道誌『鉄道ジャーナル』(成美堂出版)などに寄稿。おもな著書に『鉄道計画は変わる。』(交通新聞社)など。
山陽電車がカードキャプターさくらとコラボレーションをしていますが、カードキャプターさくらの主人公の声優さん、丹下桜さんは、愛知県一宮市出身です。是非、一宮市界隈でコラボレーションをやってほしい。