船旅は個室が主流に 新フェリー「さんふらわあ きりしま」進化の内容は 大阪~志布志間に就航(写真98枚)

新グレード「スイート」をはじめ多彩な客室を用意

 大阪~志布志航路は、従来から「さんふらわあ さつま」と「さんふらわあ きりしま」が使用されています。“相方”である「さつま」はひと足早く2018年5月から新造船で運航を開始。そして「きりしま」がこれに続く形です。

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3層吹き抜けのエントランスホール。
大きな窓から海を見ることができる船内浴場。
最上級の客室「スイート」。

 新「きりしま」のコンセプトは、新「さつま」と同じく「初めての経験 わくわくドキドキ さんふらわあのカジュアルクルーズ」。エントランスホールは3層吹き抜けで、天井部にプロジェクションマッピングを投影できます。レストランは計197席で、テーブル席とカウンター席で構成。夕食、朝食ともバイキングメニューが提供されます。また、大きな窓から大海原を臨む展望浴場もあります。

 一般客室は、上位グレードから次のとおりです。「さつま」とともに初めてフェリーさんふらわあの船に登場した「スイート」をはじめ、国内初というペットと過ごせる船室「デラックス(ウィズペット)」も設定。優雅で多様な旅が楽しめるよう、多彩なグレードと設備がそろえられています。

個室「スイート」

・室数:10
・総員:30人
・運賃:3万2600円(2018年9月中の大人1人通常運賃。以下同じ)

 専用のバルコニーやバスタブ、トイレ、洗面台を完備。さらにバリアフリー仕様の部屋(2室、8人、3万2600円)も用意されています。

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「デラックス」。
「デラックス(和室)」。
「スーペリア」。

個室「デラックス」

・室数:38
・総員:152人
・運賃:2万9400円

 専用のシャワー、トイレ、洗面台を完備。さらに畳み敷きの和室タイプ(2室、8人、3万400円)や、ペットと過ごせる「ウィズペット」タイプ(10室、40人、2万9400円)もあります。

個室「スーペリア」

・室数:32室
・総員:64人
・運賃:2万3600円

 部屋は通路側のため窓はありませんが、「スイート」や「デラックス」などと同様に、専用のシャワーとトイレ、洗面台が利用可能です。

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コメント

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1件のコメント

  1. さんふらわあぱーるの長期ドックからの復帰で旧さつまはやっと引退しましたが、今度は旧きりしまが引退できないとは
    で今度は同航路で旧きりしま、新きりしまですか
    なかなか霧が晴れませんね
    名門のフェリーおおさか2もぱーる同型の機関の、こちらはドック時の修繕ミスで減速航行をせざるえない状況でしたが臨時ドックで定刻航行に復帰できると聞いてますが今回の新さつまのトラブルは振動対策か何かでしょうかね?
    まあ新しく個室は増えたとは言えど三菱下関で建造された旧さつまを凌げない精度の甘さも最近のコストダウンの影響なんでしょうかね?
    北海道さんふらわあも初期トラブルに見舞われて営業処女後悔直後にトラブルが炙り出たりで
    まあ部屋は増えても個室単位では旧船のほうが同等級では明らかに広いし
    車業界と同じく旧を凌ぐ新が最近は影を潜めてしまってますね。
    まあ旧さつま きりしまも昔は東京、大洗、苫小牧に転配された事を思えば引退の時期なのですが
    阪九の新船はトラブル無く航行してますし、オレンジフェリーの新船も中々安定のある良い船だと思いますね