タクシーの行灯が寿司、うどん、カステラ!? 全国協会も設立「ご当地タクシー」の戦略(写真13枚)

うどん、寿司、カステラ、背脂ラーメンーーそのような土地の名物をかたどった行灯を屋根に取り付けた、ユニークなタクシーが全国に登場しています。全国的な協会も設立された「ご当地タクシー」、どのような意図があるのでしょうか。

ただの移動手段じゃない! タクシーで広がる観光の可能性

――全国の事業者で協会が組まれたのは、どのような目的があるのでしょうか?

 タクシーでも観光ができるという価値、つまり「観光タクシー」の一般への普及を目的としています。個々の社で活動を進めるよりも、会員同士のネットワークを使い、情報交換や集客など相互に連携し、普及のスピードを高めていくことが狙いです。

 地域の観光スポットをツアー形式でめぐる観光タクシーは従来から全国で運行されていますが、一般にはまだまだ認知されていません。グルメに限るわけではありませんが、強くテーマ性を打ち出し、人々に観光タクシーの価値をわかりやすく伝えられる存在が「ご当地タクシー」なのです。

※ ※ ※

 観光ビジネスコンサルタンツによると、観光においてのタクシーは、たとえば主要駅などから特定のスポットまでの拠点間移動としての利用が多いとのこと。そこで「ご当地タクシー」を通じ、タクシーを使ったツアー商品としての価値を提案したいといいます。

「ほとんど地元の人しか知らないようなことを体験できるだけでなく、ひとりでも楽しみやすい商品です。これはタクシーならではといえるでしょう」(観光ビジネスコンサルタンツ)。

 自治体や観光関連団体から注目されているだけでなく、たとえばバス会社から、バスを降りた先の旅行商品として提案したいといった話もあるといいます。日本ご当地タクシー協会としては、2018年内に「ご当地タクシー」の加盟社数を20社に、2020年までには全国47都道府県に伸ばすことが目標だそうです。

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石川県の「金澤寿司タクシー」行灯(画像:日本ご当地タクシー協会)。

 ちなみに、特に注目の「ご当地タクシー」はどれかと尋ねたところ、観光ビジネスコンサルタンツの担当者は、青森県弘前市の「アップルパイタクシー」と、長野県栄村の「秋山郷温泉タクシー」を挙げました。前者は担当ドライバーが全員女性で、「桜こまち」の呼称があるなど、ドライバーにこだわって価値を高めている点、後者は、食べ物以外のテーマを唯一展開し、複雑な道が多く長野県人でも行きづらい秋山郷を、地元の人による案内で安心して楽しめる点が魅力だそうです。

【了】

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コメント

1件のコメント

  1. 丼にうどんか~、洗車用のバケツに雑巾を置いたまま忘れて走ってるのと勘違いされないか?

    昼行灯みたいに肩透かしにならんといいがな

    まあ派手な行灯もいいけど前高にはくれぐれも注意を!

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