「ボイジャー2号」41年かけ太陽圏外へ 「宇宙へのメッセージ」積んだ探査機

アメリカの宇宙探査機「ボイジャー2号」が、41年の歳月をかけついに太陽圏を離脱します。同機には、地球の音などを収めた黄金のレコードが積まれていることでも知られています。

海王星のリングなど様々な発見をもたらした「ボイジャー2号」

 航行速度秒速15km、飛行時間41年。1977(昭和52)年8月20日に打ち上げられた宇宙探査機「ボイジャー2号」が現在、太陽圏の外側の領域「ヘリオシース」にあり、太陽圏とその外側の宇宙空間との境目にあたる「ヘリオポーズ」に到達する見込みだと2018年10月5日、NASAが発表しました。

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打上げから41年、いよいよ太陽圏を離脱する「ボイジャー2号」のイメージ(画像:NASA)。

 2018年10月現在の位置は太陽から約177億キロメートルで、太陽系惑星の最も外側である海王星の軌道(平均公転距離約45億キロ)の、4倍の距離に居ることになります。

「ボイジャー2号」は木星、土星、天王星、海王星の探査任務を完遂しましたが、「宇宙へのメッセージ」も託されています。遠い将来に地球外知的生命体が見つけてくれることを願って、地球の生命や文明の存在を伝える音や当時のジミー・カーター・アメリカ大統領のメッセージほか55の言語でのあいさつ、画像が収められた「ゴールデンレコード」と呼ばれるアナログレコード盤を積み込んでいます。

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「ボイジャー2号」に搭載されたゴールデンレコード(画像:NASA)。
「ボイジャー2号」が撮影した土星(画像:NASA)。
「ボイジャー2号」によってその存在が確認された、海王星のリング(画像:NASA)。

「ボイジャー2号」と地球は、2030年頃まで通信は可能な見込みですが、このレコードを地球外生命体が手に再生してくれるのを現代の人類が確認できる可能性は限りなくゼロです。時間と空間を超越したロマンのある話ですが、21世紀に入った地球でもすでに、「アナログレコード」は再生できない「未知の文明」になりつつあるようです。

【了】

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