ANAの現役CAが日本酒のイベントで蔵元の社長とトーク 実はきき酒師の資格持ち
ANAの現役キャビンアテンダントが日本橋髙島屋S.C.で開催の「日本酒まつり」のイベントに参加。蔵元の社長らとともにトークセッションを行いました。
資格を取るために自宅で何回もテイスティング
ANA(全日空)の現役キャビンアテンダントが2018年10月25日(木)、日本橋髙島屋S.C.(東京都中央区)で開催された「日本酒まつり」の会場内イベントに参加。日本酒の蔵元である一ノ蔵(宮城県大崎市)の鈴木 整代表取締役社長と、KADOKAWAの矢野晋也さんとの3人でトークセッションを行いました。
ANAのキャビンアテンダントは田中詩乃さん。今年8月にKADOKAWAが刊行した書籍『会いに行ける酒蔵ツーリズム 仙台・宮城』に田中さんが協力したこともあって、今回のイベントに参加したものです。
実は田中さん、きき酒師の資格を持っています。ビジネスクラスを担当するようになってから海外の旅行者から日本酒の要望が多くなり、日本酒を通して海外の人に日本の良さを伝えらればと思い、資格を取ったとのこと。ただ、テイスティングが苦手だったため、試験を受けるにあたって、自宅で毎日何回もその練習をしていたそうです。
ANAは、2007(平成19)年4月から2009(平成21)年9月まで国際線のエコノミークラスで日本酒を提供していましたが、消費量が伸びなかったためいったん中止。その後、日本酒が海外でも注目を浴びるようになったことから、2017年9月1日(金)より国際線エコノミークラスの全路線で一ノ蔵の日本酒を提供しています。
トークセッションを終えた田中さんは、「日本酒は、日本の良さを伝えるもののひとつになってくると思います。今後も日本酒を通じて、お客様に日本の良さを感じていただければ」と話しています。
ANAが提供する一ノ蔵の日本酒は、「空の旅」をイメージした限定デザインラベル。ANAのショッピングサイト「ANAショッピング A-style」で購入することができます。
【了】
旅客にお出しするためには商品のお酒にも詳しくなくてはいけないのでしょうけど自分自身が搭乗中に呑んでいるわけにはいかないので利き酒の勉強は勤務とは別の時間にしかできない、時間の配分がきっと悩ましいところでしょう。