搭乗前に体重を聞かれる!? 日本唯一、19人乗り小型機による伊豆諸島空路 ならではのフライト体験

全ては安全のため 体重チェック、座席は搭乗直前に決まる

 新中央航空の伊豆諸島航路では、搭乗時も一般的な航空会社の便とは一風変わった体験をすることになります。まず、空港でのチェックイン時には、手荷物の重量を計測されるのはもちろん、自分の体重まで記入する必要があります。また、最近は一般的な航空会社であれば事前に座席を指定できますが、こちらではチェックイン時を含め一切座席を指定できません。

 これは、19人しか乗れない小型機という事情が大きく関係しています。飛行機が安全に、安定飛行するためには、機内の重心が重要。大型機であれば乗客の体重はそこまで大きな影響を及ぼしませんが、ドルニエ228のような機体になってくると、その小ささゆえに厳密な重心計算が必要になります。その作業は、チェックインが全て完了し、荷物の重さが確定しなければ手が付けられないのです。

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伊豆諸島への空路が発着する、調布飛行場のターミナルビル(画像:石川大輔)。

 そのため、チェックインの際に体重を聞くというのは、安全運航のためにも非常に重要なこと。座席が指定されるのは、なんと飛行機に搭乗する直前、機体の前に案内されてからです。係員から乗客ひとりひとり名前を呼ばれ、座席の番号を告げられて、順に機内へ入っていくという流れになります。一般的な航空会社のフライトではまず起こらない、小型機ならではの体験といえるでしょう。

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コメント

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1件のコメント

  1. 尾翼の図柄はイルカではなく、トビウオです。