海にせり出す直角コの字形の仮橋 西日本豪雨で被災の国道、復旧急いだ理由は「カニ」

西日本豪雨で被災した福井県の国道305号が仮復旧し全線開通しました。大規模な土砂崩れが発生し不通となっていた箇所には、土砂崩れを避け、海にせり出すコの字形の仮橋が。通行に制限があるものの、復旧を急いだ理由のひとつが「カニ」でした。

もっと緩やかな形にならなかったのか… 復旧急いだワケ

――クランクが連続するコの字型にせず、もう少し緩やかな形状にする方法はなかったのでしょうか?

 クランクになったのは、規格品を使用したからです。地形に合わせてオーダーメイドで設計したのでは間に合わないことから、早く通すことを優先しました。橋脚の施工も、穴を掘りながら鋼管を挿入していくなど、時間短縮のため特殊な工法が採られています。

――復旧を急いだ理由はあるのでしょうか、

 生活、観光面で重要であるうえに、沿道自治体などからも、11月6日(火)の越前ガニ漁の解禁前に開通してほしいと要望いただいていました。

――今後はどのように復旧していくのでしょうか?

 土砂がさらに崩れてこないよう、のり面の対策してから土砂を撤去し、本線の復旧に取り掛かります。2019年度末までに本復旧の予定です。

Large 20181101 01
崖の上のほうから崩れた大量の土砂が道路をふさいだ(画像:越前町観光連盟)。

※ ※ ※

 この道路の開通を待ち望んでいたのが、福井市の南側に隣接する越前町。越前ガニが冬の名物である越前町では、国道305号沿いに旅館や海産物店が数多く存在します。

 越前町観光連盟の職員によると、この国道は県北部の観光地として有名な東尋坊と越前町を行き来する人も多い道だといいます。このため、同町ではウェブサイトで東尋坊から山側に迂回するルートを案内していました。国道305号が不通のままだと、東尋坊付近で宿泊するなどして、越前町へ足を運んでもらえなくなるのではないかという思いもあったそうです。

【了】

この記事の画像をもっと見る(4枚)

最新記事

コメント

記事ランキング

  1. 航行中の護衛艦「かが」の周辺に「巨大な海洋生物」が出現! 艦艇勤務ならではの光景を海自公式が公開
  2. 「知らなかった!」SNSで話題に 高速道路の“2つ並んだ赤い三角コーン”、実は超重要な「ある合図」だった! NEXCO公式が投稿
  3. 「断固たる措置を講じる」首都高公式ブチギレ! 「公平性を著しく損なう」非常識ドライバーに“鉄槌”…一体何が?
  4. 神奈川県警の“バイクは自転車レーン走るな”投稿にツッコミ殺到! 「自転車にも車にもバイクにも迷惑です」…何が問題に?
  5. 史上最大の軍艦より135mもデカい!? 旧海軍「大和」を凌ぐ『エースコンバット8』の新ボス「陸上戦艦」の衝撃スペックとは
  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. あと1年足らずで「現金でバス乗れなくなります」 全路線“完全キャッシュレス化”疑問に応えるサイト開設 京王バス
  3. ETCの手前で「ガシャン!」高速入口に吊るされた「黄色い鎖」の正体は? 傷つく覚悟で“あえてぶつける”超アナログな理由
  4. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  5. “まるで高速”な無料バイパス「全線4車線化」へ変貌開始! 一部の上下線分離まもなく 対面通行を解消 国道8号