雪の日、なぜクルマのワイパーを立てるのか あまり立てない地域、立てられないクルマも

雪の日には、駐車場に停まっているクルマのワイパーが立てられている光景を目にすることがあります。クルマの取扱説明書でも、寒冷地で屋外に駐車する際にはワイパーを立てるよう推奨されていますが、メリットもデメリットもあるようです。

そもそもワイパーが立てられないクルマは?

 ドイツに本社を置き、日本でもワイパーを販売するボッシュによると、欧州の北部でもワイパーを立てる・立てないは地域によって異なるほか、そもそも欧州ではワイパーの一部がボンネットの内側に入りこみ、構造的にワイパーが立てられない、という車種も少なくないそうです。

 たとえばルノー「カングー」も、ワイパーが立てられない車種のひとつ。ルノー・ジャポンによると、ほかの現行ルノー車では、ワイパー作動中に自動格納機能(スタート位置まで戻る機能)を解除し、ワイパーを途中で止めた状態にすれば立てることができますが、この機能も最近になって実装されてきたとのこと。

「フランスなどでは、日本人ほどこまめにワイパーを立てないでしょう。雪が積もっているときでも、ワイパーを少し浮かせてスクレイパーで雪を落とすだけ、という人もいます」(ルノー・ジャポン)

 これについてボッシュは、日本と欧州における雪質の違いを指摘します。

「水分が多い日本の雪は重く、凍りやすいのですが、欧州の雪はサラサラしていて凍りにくいのです。ひと晩で何十センチも降り積もるような場合や、気温が下がりワイパーが凍り付く可能性のある場合など、天候や予報に応じて立てるようにするとよいでしょう」(ボッシュ)

 ちなみに、寒冷地では寒冷地用(雪用)ワイパーに交換するケースもあります。夏用よりもワイパーゴムが長く、固くなっていて、雪をかきやすくなっているというもの。アームもゴムカバーで覆われており、関節部分に雪が入りこむことによる凍結が起きにくくなっています。ボッシュも日本の雪質にあわせた寒冷地用ワイパーをラインアップしていますが、欧州では、このようなワイパーを販売していないそうです。

【了】

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コメント

1件のコメント

  1. 寒冷地仕様だとフロントウインドウ(ワイパー部)にも熱線が入ってる車種が多いですよね。

    ノルウェーやスエーデンとか雪の多い地域だと車の仕様上ヘッドライトが常時付けっ放しでヘッドライト用のウオッシャーがあるし

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